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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第103話 血盟騎士団・リュウキ
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〜第22層・コラル〜
キリトとアスナが家でテンパって?いた時。
リュウキとレイナは第22層・コラルにいた。
時刻は遅いけれど、ここは夜でもオープンしている。2人でプレイヤーホームを見にいっていたんだ。
ホームを買うには、現実と同じく不動産屋に行く必要があり、22層の街の不動産屋へと向かった。今は夜だが、時間制限 即ち、何時から何時までが開店時間と言った決まりはNPCの経営している不動産屋だから、そういった事はない。
そこで、NPCに話しかけ、プレイヤーホームの購入を申し出るとリュウキの言うとおり湖畔のログハウスが数件見せてくれた。
この層では一等地と言う事もあり、ログハウスは他の物件と比べると値段は遥かに高かったが、それは下層での値段の話だ。殆ど同じ条件で、位置が湖を挟んだ向こう側というだけの物件が他にも多数あったけれど、値段的にはほぼ同等でリュウキとレイナの所持金で十分に買える値段だった。
――だけど、リュウキは値段なんか初めから見ていない。
レイナが気に入る場所があれば何処でも……とリュウキは考えていたのだ。……レイナは、見せられたその家を一目見た瞬間目を輝かせていたのは見て取れた。子供の様に、声を上げて喜ぶその姿。本当に可愛いと思うし愛しさも膨れ上がってくる。
NPCとは言え、人前だったけれど、愛おしさのあまり、リュウキはすっと……レイナを抱き寄せた。
「……ここにしよう」
「う、うんっ!」
2人は、迷わず一括購入を即断した。ここが……2人の新居となった瞬間だった。
〜湖畔のログハウス〜
購入したのは夜だったけれど、時間は別に関係ない。即決したその瞬間に、購入した家の鍵がオブジェクト化される。その鍵を持った瞬間から、利用する事が出来るのだ。
それは翌日の事。
ここの湖畔からの眺めは 照らしてくれる太陽、そして広がる森林とその湖畔の風景が絶景だとの事で、訪れるのは翌日、日が昇ってからにしたのだ。
そして、購入したと同時に現れた家の鍵を手に、レイナはゆっくりとそのログハウスの扉を開いた。
「わぁぁぁっ!」
ログハウスの中へと脚を踏み入れ、レイナは足早に駆け出し 寝室の南側に位置する窓を大きく開け放って身を乗り出した。
そして、胸いっぱい息を吸い込む。……広がるのは草木の香り、ログハウスの木の香り、数十種類はあろう香りが体中に満ち広がってくるようだった。
「……うんっ。良い香り。それに良い眺めだねぇ!?」
レイナの言葉には リュウキも素直に同意するしかない。恐らくは誰が見てもそう思ってしまうと、確信する程にだ。絶景の二文字が似合う景色。
外周部が間近にあるため、輝く湖畔と能
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