暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第101話 殺意と純白の天使
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 その表情は険しい。深刻な表情だって事は直ぐに解った。
 だから、レイナはゆっくりと頷いて。

「うん……。ゴトフリー……と、後は1人だって聞いてるよ……。流石に人選はゴトフリーがするから誰かまでは解らないけど。あ、ギルドの入口にいる守衛任務をしてるのガルダスさんなら、判るかも」

 レイナが思い出しながらそう言った。

「3人目はとりあえず置いとこう。……レイナ、まずゴトフリーの位置情報を調べてみてくれ。キリトの場所は解っても、ゴトフリーと、後の人はオレには解らない」

 リュウキは、少し慌て気味でそう言っていた。

「う、うん」

 レイナは、リュウキに言われた言葉に従い所属ギルドメンバー一覧から確認をした。3人中2人の事は解っているし、何処にいるのか大体の位置も解る。KoBのメンバーだから、2人の位置が解れば、最後の1人が誰かも調べることもできる。だから、探し当てるのは時間の問題……だったんだが。

「ッ!?」

 レイナはある事実を目の当たりにし、表情を強張らせた。

「な……なんで?」

 そして、信じられない様なものを見るように、画面を凝視するレイナ。

「どうした?」

 リュウキはレイナの肩を軽く掴んで落ち着かせようとした。

「りゅ、リュウキくん、ご……ゴトフリーの反応が……無いの」

 レイナはまるで泣き顔の様な顔になりそう言っていた。それは仕方がないのだ。この世界で、反応が無いと言う事実が何を示すのか。それを理解しているのだから。
 いや、理解していない者など、この世界ではもういないだろう。

「悪い予感しかしない」

 リュウキはそれを聞くと素早くウインドウを消し、装備と武器スキルを、スロットを確認した。レイナは、まだ事実を飲み込められず、身を固くした。だけど、頭は高速に回転している。
 あの姉の表情……、確かに普通じゃないって解っていた。
 でも……、ギルドの中でも最大級の戦力を誇るKoB。

 そして、ソロでもトップ前線を闊歩できるキリトがいる。今日の訓練で行く場所なら……、そんな間違いなんて起こる分けないって、何処か頭では思っていたんだ。

「キリトがいてこんな事になるってことは……、奴等(・・)が一枚、噛んでいる可能性が高い!」

 リュウキは、準備を整えると素早く戸の前に移動した。キリトやアスナの位置情報をモニターすれば、どこにいるかは直ぐに判る。

「ッ! まって!! 私も行くっ!」

 リュウキに声をかけたのはレイナ。まだ、飲み込みきれてなかったけど、じっとはしてられないんだ。

「ああ。……だが、準備は怠るなよ? ……嫌な予感がする」
「……うんっ!勿論だよ。お姉ちゃんの事だって心配だし。キリト君も」

 そして
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