フランドール・スカーレット そのA
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……妹紅、お前の出番だぜ」
魔理沙達の後ろに立っていた女はコクリとうなずくと、牢の前に近寄った。
魔理沙「三年前に知り合った竹林の友人妹紅だ」
妹紅「こいつも吸血鬼なのか……」
「藤原妹紅、迷いの竹林に住んでおり、自分の店は持っていないが、竹林で道案内や占い師をやっている」
魔理沙「妹紅、弟子のフランをこの牢屋から追い出してくれ……」
そう言われるとフランは再び立ち上がった!
フラン「やめなよ。力は強そうだけど、おい出せと目の前で言われて、すなおにそんなホームレス女におい出されてやる私だと思う? いやなことだな……逆にもっと意地をはってなにがなんでも出たくなくなったわ!」
妹紅「魔理沙……少々手荒くなるぞ。きっと自分のほうから「外に出してくれ」とわめきこん願するくらいに苦しむが」
フラン「・・・・・・」
魔理沙「かまわねえぜ?」
咲夜「魔理沙、あなたいったい何を!!」
小兎姫「ちょ…ちょっと、騒ぎは困りますよ」
魔理沙「静かにしていてくれ!」
小兎姫「……はい」
フランドールVS妹紅
妹紅は無言のまま、両手の人指し指を立て、円を描くように両腕を動かした。そして、一周したところで左手を手の甲を上にして広げその上に右手を乗せた。その瞬間、妹紅から何者かが飛び出した。
フラン「これはッ!」
魔理沙「そう! おまえの言う悪霊を妹紅も持っている。妹紅の意志で自在に動く悪霊! 悪霊の名はッ!
「魔術師の赤」」
妹紅の出した「魔術師の赤」は火をはき、その火はフランの手足に絡みつくと、フランを牢屋の鉄格子にはりつけにした。
フラン「キャッ! あ…熱い! 火…火?! や…焼ける! わ…私の手が焼けちゃう! い…いったい悪霊って?」
咲夜「魔理沙! 妹様に何をしてるの!?」
小兎姫「火? 火なんて見えないけど……どうしてフランドールは苦しがってるの?」
フランは火の熱さに耐えながら、ついに悪霊を解き放った。
魔理沙「おお、やっと出た! 予想以上のフランの力!」
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