暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈下〉
九校戦九日目(4)×対ジェネレーター戦からの対ドウター戦
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まう。さっさと姿を現せドウター!」

俺は片方の手からの光球により、十七号と呼ばれた生体兵器が強制的にドウター化になった事で、俺らは改めて戦闘態勢を取る。退路を塞ぐのは、ソレスタルビーイング総司令官織斑一真とバカ弟子の九重八雲と独立魔装大隊の響子と繁留は大尉と少尉だが、俺は少将と呼ばれる事が多い。記憶共有者には特に呼ばれるが、階級に関しては大佐か少将のどちらかとなる。

脱線しかけたが、十七号と呼ばれた生体兵器がドウター化になったので強制的にゲートを出現させた。ゲートから出て来た小型ドウターだが、そのほとんどを響子と八雲によって成敗されていた。ドウター化というのも『ジェネレーター』にとっては、組織の命令だけが行動を決定するインプットである。命令に従い、観客だった連を襲い掛かろうとしても相手は俺へと自動的に変わったのだった。

連は専用闘具を装着して、分身となったもう一人の十七号へ立ち向かっていった。速度は明らかに違うが、分身を殴り飛ばしてから本体へと戻って行った事で戦闘対象を十七号からゲートから出てくるドウターを倒していた。

「全く、最近のドウターは悪霊のように取り付くタイプのようだな。魔薬でドウターになるのではなく、俺というイレギュラーがあるからかもしれない。変異かどうか何て知らんが、俺が他外史へ行くと必ず付いて来る敵」

「随分前までは大型ゲートによる侵攻やらが多かったが、この外史へ来てからのドウターは織斑少将の言う通りなのかもしれない。化成体や幽体というオカルトなキーワードが、ありますからな。だがドウターという敵を排除するのが目的であるCBにとって、来た以上は守護する決まりですものね」

俺は独り言のように言っていたが、連が代わりに俺の疑問に答えてくれたようだった。さてと強制的にドウター化になったのであれば、聖剣エクスカリバーで倒す手しか無いので一振りで本体を倒したのである。倒したと言ってもドウター化を解除して元に戻った瞬間、雷撃によって機能停止させたからだった。本来の連は『(まぼろし)』ではなく『(てん)』だと、ここにいる繁留にお喋りしながら捕えるんだと。

「『(まぼろし)』は表の武術で『(てん)』は裏の武術。応用されたとも違うが、連は真似事のようだと言うはずがここではそこを省いている。古式魔法を使う者である八雲にとっては、見たかったんじゃないか?」

「僕は確かに古式魔法を使う伝承者であるけど、その前に僕は一真さんの部下だ。魔法以前だと対人戦闘のエキスパートである一真さんに勝てた事はないですが、連のような白兵戦を好む者は僕としては歓迎かな」

「本当に四人共仲が良いのですね。今回の役が少将の部下じゃない事で、役得感はしないですわ。でもたまにはお相手してくれますでしょうか?」

俺・八雲・連・繁留は
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