黒城姉妹
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あったよね?
「うー・・・また失敗・・・」
「おせーよ、俺にはお前が止まって見えるぜ!」
「うー・・・そのセリフなんか嫌い・・・」
なんで急に一人称がかわったのかは不思議だけど、利英さんの妹か何かなのかな?
「あの・・・」
「ほら、想夢、自己紹介ですよ」
「あ、はーい。私は黒城想夢。紗由利おねーちゃんの義理の妹でこの家の警備員みたいなのやってるよー」
自宅・・・警備員・・・?
いや、中学生っぽいしまだ違うか。
しかし、才能は十分。要警戒といったところか・・・。
「想夢はまだ中学生ですから平日の昼などは私がすべての家事などを担当しています。想夢にはまだ早いので、適当な仕事を与えています」
「ぶーぶー。私だってお料理ぐらいできるー」
「私だってできるー」
「・・・想夢はそう言って前火事を起こしかけましたし、利英さまが作るとすべてが黒一色になるじゃないですか」
「海苔は至高の食べ物だよ?」
「限度というものを知ってください」
・・・黒一色。
つまり、ノリ味噌汁、ノリごはん、ノリのつくだににノリサラダ・・・うわあ・・・。
「・・・今日も私がお弁当を作りました」
「まあ!まるでカップルみたいですね!そういうの大好きです!!」
・・・は?
紗由利さん・・・女の子同士でカップルはおかしいし、あんまり恋愛ごとに興味を持ちすぎると馬に蹴られて死ぬぜ・・・。
「この子はこういうやつだから・・・。なんというか・・・思考がいまいちよくわからないんだよね」
「利英さまも相当謎だよね」
私からすればみんな謎なんだけど・・・。
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