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零から始める恋の方法
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、私で何とかしておくからさ・・・あはは・・・。ま、まあ、中でも見て言ってよ!!」


 うぅ・・・すみません・・・。











 美術室の中はパンフレットに移っている奴よりちょっと薄暗い雰囲気がした。
 私たち三人だけだからちょっと不気味・・・。
 なんかあの首だけの彫像とか急にしゃべりだしそうで・・・。


 って、それだとただのお化け屋敷か。


 「ちょっと怖いねえ・・・」


 「で・・・電気つけたら少しは・・・」


 「・・・そんなに怖いの?雪菜ちゃん」


 「こ・・・怖くないですよ!こ・・・これぐらい別に何とも!あ・・・あはは!あははははははははは!!」


 「・・・ふーん。あ、見て・・・!あの彫像・・・今こっち見て舌を・・・」


 「う・・・嘘・・・ですよね・・・?」


 「本当だって・・・。ほら・・・あの彫像だって・・・」


 「いやああああああああああああああああああああああああああ!!」


 いやいやいやいやいやいやいやいやああああああ!
 怖い怖い怖い怖い怖い!
 怖いもの嫌い嫌い!


 「あ、ちょ・・・待って・・・って・・・あー・・・」


 「・・・からかいすぎたわね」


 「いやー・・・すみません」


 「行ってあげたら?友達なんでしょ?」


 「はい!」
























 もうあんなところ行かない。
 あんな恐怖空間いってたまるか。
 幸い、この学校は美術は選択制、別にとらなくてもいいらしい。
 絶対とらない。
 何が何でもとらない。
 私は音楽を選ぶ。


 「雪菜ちゃーん」


 「・・・ぶー」


 「ふてくされないでよー。悪かったからさー・・・」


 もとはと言えば、利英さんがあんなところに行こうとか言わなければ私はあんな怖い思いをせずに済んだのに・・・。
 おこるぞ!?


 「じゃあ、明日のお弁当海苔食べないでくださいね」


 「え!?それは私にとっては拷問だよー・・・」


 「ふーんだ!」


 利英さんも味わうがいいよ。
 この苦しみを!


 「つ・・・次はー・・・何か行きたいところある?」


 ・・・自分で選んでまたさっきみたいなことおこると面倒なことになるからって私に選ばせる気ですね。
 なんと卑劣な!


 「じゃあ・・・このピアノ同好会なんてどうですか?」


 「雪菜ちゃんピアノ弾けるの?」


 「ヴァイオリンが少々・・・」


 「・・・雪菜ちゃんって
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