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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第99話 神聖剣 vs 二刀流
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ら。
だから、まず入口として、あの盾をどう突破するかが、攻略の鍵だと思える。
「ふむ、結果は明日になれば解る……か、……そして」
リュウキは、外を眺めた。≪あの時≫ヒースクリフと会い、感じたあの気配。あの気配のその正体が明日、勝敗と共に解るかもしれない。……それは、キリトとヒースクリフの対決以上にも気になっているいた事だった
「……リュウキ君?」
レイナは外を眺めているリュウキに気がついた。傍で見てみても、どうやら心此処に在らずと言った感じだった。色んなリュウキを見てきたレイナだが、そんな表情は少し珍しいと思った。
だから、とりあえず姉弄りは一段落ついたのか、リュウキの傍へときていた。
「どうしたの?」
レイナはそっと、リュウキの手を握った。
「……ん。いや……」
リュウキは一瞬考えを言おうとしたが。確信は持てないし、……何よりも証拠が無い。
多分、リュウキの心の奥。深層域では違和感に対する答えは出ているんだろう。それは、今最も考えたくない結論だった。
リュウキ自身が接触してきた相手の中で、あれだけのオーラを纏っている人間。そんな人間何人もいる筈がない。ましてやリュウキは他人との接触など一般人と比べたとしても無いに等しいんだから。
だからこそ、考えてみたら……、直ぐに思い立つ事筈、だったんだ。
画面越しで、実際に会った訳じゃないんだが……、あの男だと言う事が。
「何でも無いさ……。明日のことを考えたら、キリトに深く同情したくなってな?」
リュウキはそう言うと苦笑いをしながらレイナを見た。多分……、表情には出ていないと思う。
「……そう、あははっ そうだね〜」
レイナはニコリと笑っていた。いつも通りのリュウキだから。
でも、何処か違和感はあるけれど、それでも今は良いと想っていた。
「リズさんだって言っていたみたいだけど……、キリト君とリュウキ君がああしてくれなかったら……もっともっと、犠牲者が出てたって思うの。後で後悔するくらいなら行動する……でしょ?」
レイナはそう言った。リュウキの言葉を思い出して。
「ああ……、オレも今も後悔はして無いさ。……だが、それを差し引いたとしても、ちょっとアレなんだよな……」
後悔は無い、と言い切っているが、最後の部分だけはどうしても、言葉を濁してしまうリュウキだった。まぁ、そのあたりは流石に仕方ないとレイナは思っていたようだ。注目を集める事……、もう、随分昔の事だけれど リュウキも嫌と言うほど体験しているから。
「明日は、キリト君を応援しないとね?お姉ちゃんとキリト君がくっつくチャンスなんだからっ!」
レイナは両手の拳をぐっと握り締めた。
「……ん、
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