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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第98話 血盟騎士団 団長・ヒースクリフ
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意味すごいとさえ思える。
「………りゅ、りゅーきくん?りずさんのトコで一体《何》してるの」
レイナのその声色はいつもよりも何オクターブも低い。そして、レイナの表情は、どんどん暗くなっていく。
一言感想を言ったとすれば……その姿……何だか怖いと言う事。それは、思わずエギルと同じようにぎょっ!っとしたリズもリュウキも同じだった。
「……なっ!? ど、どーしたんだ?? 突然」
リュウキは突然の事に動揺を隠せられなかった。と言うかなんで怒っているのかが判らないからだ。
「わぁっ! れ、れい?? 何勘違いしてんのよっ! べ、別に……私たちは、そんなんじゃ……」
なぜかリズはと言うと……赤くなってたのだ。頬を紅潮させて……そして、不自然に視線を反らせていた。それを見たレイナは益々反応を強めてしまう。
「むぅーーー!! なっ、なんでリズさん赤くなってるのっ! りゅーきくん! なにしたの〜〜〜〜!! いったい、なにがあったの〜〜〜っっ!!」
頬を膨らませ、左右の拳を握らせてそう言う。
なんだろう……?さっきまでは怖かったんだけれど、今の仕草は真逆に視えるんだ。つまり。
「……わいいな」
リュウキはボソリと呟いた。それが聞こえたのはリズだけ。リズもリュウキと同じ感想だったようで。実は頬を赤く染めたのも……策士?だったりしたのだ。からかいたい衝動……それが、リュウキからレイナへと移行した様なのだ。
「べ、べっつに〜〜。ほんとに無いよ? …………(多分ね?)」
「む〜〜〜!! も、もうっ! リズさーーーんっ!! 多分って?? 多分って何っ!? 今の、聞こえたよっっ! ……ああっ あの時っ?あの時なの〜〜??」
リズの胸元をぽかぽか!っと叩くレイナ。
「りゅーき君もっ! はくじょーしてよーー!! 浮気っ!? 浮気なのっ!? 私が一番って言ってくれたのに〜〜〜!!!」
リズに、続いてリュウキの胸元をぽかぽかぽかっと叩くレイナ。その仕草姿は、本当に微笑ましいものだった。さっきまでの雰囲気が吹き飛んでしまう程に。
「おいおいおい……、さっきまでの、殺伐とした雰囲気は何処にいったんだよ」
エギルは、そんな姿を苦笑いしつつも微笑ましく見ていた。……最初に放った殺気?の様なモノは本物っぽくて、実際に怖かったんだけれど。
暫くリズはレイナをからかって遊んでいた。
最終的にはまた、再びリュウキが『レイナが一番だ。』と言う台詞を皆の前で披露してしまった。
正直恥ずかしい想いをしたのはリュウキであり、ここまで狙っていたのか?とも思える。……リュウキ自信は、レイナが何故そこまで取り乱しているのかが解らなかったけれど。凄く可愛いレイナを見たから……。
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