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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第94話 響き渡る悲鳴
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リュウキは、つい先ほど、リザードマンロードを難なく倒したクラインを見てそう言った。
「そらーな! これでもギルドの頭はってるしよぉ!!」
リュウキにそう言われてクラインは鼻だか〜〜!!!っとなっている。ここ、アインクラッドにおいて、様々な話題が飛んでいるリュウキ。彼にそう言われる事は悪い気は全くしないようだった。
だけど、すぐさまキリトが……。
「初めはボアなんかに苦戦してたんだけどな〜〜」
軽くそうツッコミに入る。ログインした当初の時の事を思い出しながら。
「うぐっっ!!」
クラインはその当時の事、もう随分前の事だけれど……思い出したようで顔を赤くさせていた様だ。……判るとおり、黒歴史と言っていい事、あまりいい思い出じゃない様だから。
「あ、あんときゃ、おれぁ まだ初心者だったんだぞっ!!」
「それでも、相手はボア……、所謂スラ○ムクラスだぞ? どーやって苦戦すんだよ?」
「だーーーー!!! それ以上、言うんじゃねええええ!!!」
クラインとキリトの、じゃれ合いがエスカレートしていってる。リュウキはその2人を見て軽くため息を吐いた。
「……随分とうるさくしてしまったな」
リュウキの話から始まったから……若干後悔してるのだろうか。だが、その表情は笑顔だから……なんとも言えない。
「あははは………」
レイナも傍に来て苦笑いをしていた。
「何度でも言うけど……やっぱし本当に仲良いね〜?」
アスナも2人を見て笑っていた。この場所は危険地帯なんだけど……とギルドの副団長としては叱責の1つや2つは言うべきだと思えるが、今はプライベートの様なモノだからとアスナは思った様だ。
それに、この空気は嫌いじゃないから。
「あはは、お姉ちゃんも、頑張らないと! クラインさんみたいにさ?」
レイナはクラインを見ながらそう言う。
何度キリトに言われても、食らいついていくクラインを見てそう思ったのだ。押しが強かったら、もっともっとキリトと話せるんだと。
「ッ///ちょっとっ レイっ!」
アスナはその言葉を聞いてやっぱり赤くなるのは止められない。
「……そんなに好きなら好きと言ってしまえば良いんじゃないか?」
そんなアスナを見てリュウキは思わずそう言ってしまった。アスナの気持ちを判った今は……2人にも幸せになって欲しいと思ったから。それだけ、今の自分は多幸感で満ちている。
だから、2人にも……と。
「っ〜〜〜〜///」
ついに、リュウキにまで、鈍感君だった彼にまで言われてしまったアスナはもう返すことが出来なかった。
「あははっ!女の子は大変なんだよ? リュウキ君っ!」
「……そのようだな」
リュウキ
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