第二話 devilの奇襲
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に弱いのさ。狙うなら頭部を狙うのが効果的だ」
無駄な動きを一切省いた動作で、敵LBXを翻弄。先程の閃光で、視界を遮られているのか敵LBXの動きはぎこちない。
「ジ・エンプレス!」
ナイトフレームのLBXが現れた。
薄っらと弱々しい様な装甲。
アキレスの様なカラーリング――――――山野 淳一郎製のLBXだ。
直感だ。でも、解るぞ!
アキレスZEROを安全な地帯まで運び。
地面に突き刺さったハンマーを引き抜いた。
そのハンマーはLBX業界最速のプレイヤー『秒殺の皇帝』の愛機『ジ・エンペラー』の大型ハンマー『ティターニア』の様だ。
「さぁ、授業を―――」
消えた。
謎のLBXの真後ろに現れ、吹っ飛ばした。
単純な作業。虫を振り払う様な攻撃、その一撃は謎のLBXを壁にめり込ませ破壊した。
攻撃だ、攻撃の筈だ。なのに攻撃に見えない。
プレイヤーの技量が伺える。圧倒的な威圧―――『ジ・エンプレス』から伝わってくる様だ。
無駄を徹底的に省いた移動で、翻弄すると同時に武器を変えた。
先程、倒したLBXのライフルだ。それを構え、放った。
放たれた弾丸は頭部を貫通。爆発を起こさず『頭部』だけの破損を狙って破壊したのだ。
「――――始める前に、終わった様だ」
高貴な口調・・・秒殺の皇帝を思わせる風格を帯びた青年。
特徴的な髪型。白髪と黒髪を合わせた青年はジ・エンプレスを肩に乗せ。
「そのLBX―――山野博士の研究所から盗まれた最高機密の筈だ。
何故、君が・・・」
「『devil』LOSTを確認」
オペレーターは冷静に事実を告げた。
「馬鹿な、3機のdevilが全滅だと・・・」
試作段階の機体とは言え、最高傑作の機体だぞ?
それをLBX回収中に失った。絶対に成功すると考え、試作段階のdevilを任務に向かわせたが全滅?
戦闘データを集める欲を無視すれば・・・こんな結末を迎える事は。
「機密防衛だ! 隠密部隊!
devilの残骸を回収せよ!」
「機密データ保持の為。
残った機体を爆破しますか?」
「構わん! 爆破シークエスト開始!」
「カウントダウンを開始します。
3・・・2・・・1・・・0」
爆破。
error―――error―――error―――error
「爆破・・・失敗」
司令官は察した。
爆破する為の回路を破壊され、爆破を受付けない。
運が悪いのか・・・違う。狙って、破壊されたのだ。自爆システムは態と破壊する事で、devilの存在を調べる機会を世間に与えてしまった。
「直ちに回収班を結成。
別動体と合流後。devil回収を最優先!」
「イプシロン・airは?」
「devilの回収が、最優先事項だ」
画面上のdevil所在地を凝視する。
血走った目で、拳を壁に
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