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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第87話 其々の色
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…、と言うよりも『って、一体何言わせるんだ!』とキリトは思っているのだった。
「そう、なのか……」
それを聞いたリュウキは、少し考え込む。確かに、レイナとは結構早く(レイナにとっては長かったが……)に結婚した。段取り……、と言われても判らないけど、そう言うのがあるのだろうと、思ったようだ。だから、リュウキが考え込んでいた時。
「……あ〜深く考えるなよ? 憧れててやりたいからって、アイツと距離を置く〜なんて考えるなよ?」
「っ……。そう、なのか?」
キリトはそう忠告をした。……リュウキは、まさに考えていた事を当てられて少し驚く。学生の恋愛……、知っている訳じゃないが、判ることはある。学生が結婚なんて、金銭的にも中々できるものじゃない。一緒に暮らすのだってそうだろう。
レイナが望んでいるのなら、とリュウキは思っていたんだ。
「落ち着けって、……リュウキがレイナからマジで離れて、別居なんてしたら、レイナは随分ショック受けるだろ? 止めとけ……毎日会えるから安心出来てるんだから」
「そう……か。ん、判った」
キリト自身が経験あるわけじゃない。寧ろリュウキの方が上の状況なんだけれど、何だか この手の話……、それをしている時 世話の焼ける弟を見ているようで苦笑いをしてしまう。
「……とまあ、今日はどうするんだ?」
キリトはそう聞く。
「適当な所で過ごす。それで、時間が来たら74層に向かおうと思っている」
レイナは、自分が家から〜とも言っていたが、そこはリュウキは譲らなかった。野外生活だって、人一倍多い自分が行くべきだと言ったのだ。それに、アスナと自分が一緒だったら、色々と言われそうだとも思ったから、キリトはそれを聞いたら少し考えて。
「そうか、なら 今から少し一狩り行かないか?」
キリトはそう提案をした。リュウキと組めば……、ちょっと複雑だけど滅茶苦茶効率良いんだ。そして、その技術を……盗めば、とか考えてないっていえば嘘になる。
その《眼》に関しても。
習得は、絶対に不可能って事は解るんだけれど……まだちょっと諦めきれない。
「む――……」
リュウキは少し考える。こんな時間帯で、狩りになんか言ったら怒られそうだと思ったが……2人であれば特に問題は無いだろうと判断して。
「……いいか。別にいいぞ?」
リュウキはOKを出した。
リュウキは、これは解っていた。そう……この事ならよく解る。今、キリトが何をどう考えているのか。
「……まぁ、頑張れ」
だからそう一言いった。物欲しそうにしてるキリトの表情は見慣れているからだ。
そして勿論、そう言われたキリトはいつも通りに……、『やっぱり嫌味くせえ!!』と、夜の街中で叫
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