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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第86話 SS級の晩餐
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たらSS級じゃないかなっ?」
「そうだよねっ! わーーっ! さーーすが私のリュウキ君っ?」
女性陣は物凄い食材が揃って大喜びと言ったようだ。まぁ、女性陣じゃなくても、キリトも凄い喜んでいた。
「……こりゃ、エギルに相当恨みを買いそうだ。ラグー・ラビット+セジール・トゥールーズなんてな。S級食材が2つ……SS級か。片方は秘密にするか……?」
とか何とか、ブツブツとつぶやいていた。そして、いつまでも玄関先じゃなんだから、と言う事でホームのリビングに皆意気揚々と向かう。
「じゃあっ! 腕を振るうね〜! 何がいいかな?お姉ちゃん? 皆っ?」
「そうね〜 食材の提供の功労者に聞くことにしましょう♪」
2人は本当に上機嫌だ。鼻歌交じりにそう言い、まるでダンスを踊っているかの様にくるりと回り……そして、2人はシンクロもしていた。とりあえず、キリトとリュウキは見合わせて頷く。
「俺はシェフのお任せコースで頼む」
「右に同じだ。2人なら最大級に信頼できる」
そう言うが、料理に関しては、ド初心者も良いトコの2人が口出ししない方が良いとも思えるからだ。
「うーん、じゃあさ?トゥールーズの方はソテーにする?名の通り《セジール》。強火でカラッと焼いてさ?」
「あっ! それ良いね?」
アスナとレイナは本当に楽しそうに料理の話をしていた。
「じゃあ、ラグー・ラビットはシチューで! だって、《ラグー》だもん。煮込む……ってね?」
「うんっ!」
どうやら、メニューは決まったようだ。
「さぁっ! 頑張って作るから、テキトーに座ってて? と言うより、キリト君もいつまでもそんな格好してないで、着替えたら?」
装備をエプロン姿に変えていたアスナがキリトにそう言った。リュウキはもう、手馴れた様子で家につくと直ぐに武装解除。部屋着に着替えているんだけれど、キリトはまだ、戦闘用の革のコートと剣帯をつけたままだ。
「確かにな、食事時って感じの姿じゃないぞ?」
「あ、ああ わかったわかった」
キリトも重々承知のようで、慌ててメニュー画面を呼び出すとか武装を全て解除した。そして、アスナとレイナは上機嫌のままそのS級の食材をキッチンの上にオブジェクト化しのせる。料理を競う。料理スキルマスターしていると言う言葉はダテじゃない。 ここのキッチンは凄く広々としており、横には巨大な薪オーブンがしつけられている。
そして、一見するだけでよく解る。数々の料理道具アイテム、それの全てが高級品だろうと言う事が。
「……リュウキ、贅沢じゃないか?毎日ここで食べるなんて……」
キリトが耳打ちするようにそう言った。あの通称レストラン層、リストランテで頼める最高級のディナーセットよりも良いものが食べ
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