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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第86話 SS級の晩餐
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、食い入るように画面をガン視するキリト。
「えっ? えっ? なになに??」
キリトの反応を見たレイナはぴょん!っと飛ぶようにキリトの傍へと行く。
「何っ??気になるじゃないっ。私にも教えて?何があるの?」
そして、アスナもレイナに少し遅れて側に。……最終的には3人とも、画面に食入る様にガン見していた。表示されているアイテムが一体何なのかを確認したその瞬間。
「「わああっ!!」」
一瞬だけ沈黙したかと思えば、次の瞬間には驚愕し、声を上げていたのだ。
「こ、これって、……せ……ッ《セジール・トゥールーズ》!!?? これ、これもS級の食材じゃない!! い、いや、それも……確立で言ったら……最もえげつないって話、訊いた事が……」
アスナは手で口元を抑える程驚いていた。その情報源は、当然 《鼠のアルゴ》からだった。彼女達は、料理スキルを極める上で、様々な食材の事の情報をアルゴから仕入れていたのだ。そして、料理スキルを上げている者など、基本的に少ないが それは攻略組での話であり、アインクラッドで生きている全プレイヤーを入れればそれなりにはいるのだ。現実世界では、料理人、調理師、栄養士の職についているプレイヤーもいるのだから。そして、その食材の情報中で一際目立っていたのが、今このウインドウに表示されている代物。
「りゅっ……リュウキ君っ!! どどど、どうしたのっ! これ!? 何処で買ってきたの?」
レイナも興奮しっぱなしだった。アスナ同様に、レイナ自身もそれについてはよく知っているから驚くのも無理はない。だけど……、今は、冷静に考えられないようだ。だって、少し考えれば、S級のアイテムが、それも食材が早々買えるそれにじゃない、と言う事は判ると思えるから。
「……はぁ、少し落ち着けよ。皆、黙ってて悪かった。以前に、24層に行ってた時に、取ったんだ。……普段アイテム入手してもあまり気にかけないのが災いした様だったんだな。気がつくのが遅かった。……が、耐久度はまだ問題ない」
リュウキは興奮しっぱなしの女性陣を落ち着かせるようにそう言った。
「24層って言ったら、パナレーゼか。湖上都市の?」
キリトがそう聞いていた。随分と昔に攻略した層だが、あの湖上の都市の風景はまだ脳裏に焼き付いていたのだ。
「ああ、あの層に鳥類のモンスターも多数多種類出現してな。それを狩ってる内に出てきたんだろう」
リュウキは、当時の事を思い出しながらそう言った。
「すっごい、運が良いね♪リュウキ君っ。だって、これ 現実で言う所謂《フォアグラ》だし、《セジール・バード》だって出現率が極稀だし……、ドロップする確立も極稀……S級の中でももっと確率低いって思うしね♪ って言うより、ここまで来
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