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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第85話 変わって見える景色
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行って来るね? 2人とも!」
「あっ///うんっ! 気をつけて!」
レイナは はっとしてアスナを笑顔で見送る。
「キリトなら、エギルの所へ行こう、って言っていたな。位置情報を確認すれば一発だと思うが。十中八九間違いない」
「うん。リュウキ君ありがとう」
アスナは礼を言うと…… キリトの所へと向かっていった。
アスナが出かけたその後の事。
リュウキとレイナは、攻略等のことを一切せず、所謂デートと言うヤツをしていた。リュウキはよく解らないなりにも 頑張ったようだ。ただ1つ君のために。レイナの為にを心に秘めて。だから、レイナが行きたい所へ行く。それが主な行動だった。リュウキは、何度もこのアインクラッド内をを闊歩しているから特にコレと言って行きたいと思える場所は直ぐに思いつかなかった。
ただ、彼女と一緒なら何処でも良かった。
彼女と一緒なら……どこでも良いと。違った風景が待っていると思えていたから。そんな中でレイナが一番行きたかった所が判明した。
それが、第47層・フローリア
その場所は、通称≪フラワーガーデン≫と呼ばれている場所だった。
〜第47層・フローリア〜
アインクラッド、47層は花の都。
それは円形の広場の細い十字路の周りに咲き乱れる百花繚乱。そこの中心で、2人は腕を組み眺めていた。
プレイヤーのデートスポットと呼ばれている場所だが、幸運にもプレイヤーが少なく、殆ど貸切の状態だった。その場所でリュウキは間違いなかった、と確信をしていた。好きになった人と見る景色と言うのは、どれだけ見慣れた景色でも全然違って見えてくると言う事だ。
リュウキは、煉瓦で囲まれた花壇。名も知らない花を眺めながら微笑んでいた。
そして。ぐっと……レイナを抱き寄せる。レイナも、そっとリュウキの肩に頭を乗せていた。
本当に……本当に幸せだった。
この世界に囚われている筈なのに……、永遠にこんな時間が続けばいいのに……って思えていた。
「でね? リュウキ君っ」
「ああ」
2人は他愛の無い言葉を交し合っていた。それは、……ギルドの話や姉との話。リュウキに会えるまでの話等。
そして……、ギルドの愚痴っを言ったり、色んな話をして、そして、リュウキは笑顔で聞いていた。
「む〜……最近は幹部クラスに護衛をつけるのが、ギルドの方針になっちゃって……。私達は主に一緒に行動しているのが多いから2人に2人が、1人の時もあるけど。私達につくだけなんだ……それでもやりすぎだって思うんだ」
話の中でも……、レイナのギルドの愚痴はまだまだ続く様だ。
「……ははは。でも大型ギルドではありがちな話だろう。……それだけ、アスナやレイナ
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