暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1043話
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は護衛という役割を忘れていないからこそだろうが。

「うおっ、こ、これは……」

 夕呼の紐のような水着姿に、ムウが思わず息を呑む。
 そんなムウに気が付いたのだろう。夕呼は艶然とした笑みを浮かべて口を開く。

「あら、私に見惚れてくれるのは嬉しいけど、いいのかしら? 後ろで女の人が怖い笑みを……」
「っ!?」

 その言葉にナタルの姿を連想したのだろう。それこそムウの近くで顔を真っ赤にしているキラがSEEDを発現したのかと言いたくなる程の速度で振り向くが、そこには誰の姿もない。

「ふふっ、どうやら驚いたようね。まぁ、あたしがいい女なのは認めるけど、そうマジマジと見つめられれば少しは恥ずかしいって気持ちがあるの。これがそこにいる子や、あっちにいる子達なら性別識別範囲外だから問題ないんだけどね」

 そう告げる夕呼の視線の先にいるのは、すぐ近くで夕呼の強烈な水着姿を見て顔を真っ赤にして固まっているキラや、少し離れた場所で焼きそばを食べているスティング達へと向けられる。

「あら、キラ……このような水着がお好みでしたの? でしたら今度着てみましょうか」

 そう告げるラクスだが、そこにあるのは天然の純粋さか……それともチクリとした嫉妬の一刺しなのか……何かどっちもありそうだ。
 まぁ、確かに夕呼の水着姿を見て女に免疫のない男なら……あるいは多少の免疫があっても顔を真っ赤にするのは分かる。
 キツイ顔つきではあるが美形であるのは間違いないし、その身体も生唾ものと言ってもいい。そんな夕呼が、紐ビキニとでも呼ぶべき水着――これを水着と呼んでもいいのなら――を着ているんだから。
 正直、俺も今の夕呼を見ていれば妙な気分になる。
 だというのに、本人は男に対する警戒心が足りない……いや、本人が言ってる通り、年下は男と見ていないんだろう。
 そういう意味では、俺がどういう風に認識されているのかが非常に気になるんだが……

「あら、アクセル。随分と夕呼に熱心みたいね。次に狙っているのは恭子かと思ったら、実は夕呼だったのかしら?」

 そんな風に後ろから声が聞こえてそちらに振り向くと、そこには夕呼程ではないにしろ、露出度の高いビキニの水着を身に纏ったレモンが面白そうな笑みを浮かべて立っていた。
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