マブラヴ
1043話
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て行く。
ちなみにタコは再び調理している方へと戻されて塩揉みでヌメリをとる為に洗われていた。
……ん? って事は、ムウの顔にはタコのヌメリが思い切りついているって事にならないか? まぁ、その辺に関しては連れて行ったナタルがどうにかするんだろうが。
ともあれ連れて行かれたムウはスルーしながら、キラとの会話を再開する。
「え? あの……いいんですか、アクセルさん。ムウさんを放っておいて」
「気にするな。奴は犠牲になったんだ。俺達が楽しく日々を過ごすための」
「おい待てこらーっ! 勝手に人を犠牲にするなーっ!」
そんな風な声が聞こえてきたが、そっちに関しては完全にスルーだ。段々と小さくなっていったのも含めて色々と精神衛生上的な意味でも。
「アクセルさん……」
「気にするな。あの声の中には喜びの感情もあっただろ? 新婚なんだから、色々な意味でイチャイチャしたいんだろ」
「そう、なんでしょうか?」
今一つ納得出来ない様子で首を傾げるキラだったが、やがて自分を無理矢理納得させたのか小さく頷いてから口を開く。
「僕、正直ムウさんとナタルさんが結婚するとは思っていませんでした。性格的な問題もありますし」
「まぁ、それに関してはな。ムウは軽い性格で、ナタルは生真面目な性格だし」
「そうですね。こう言っては何ですが、ムウさんはマリューさんとくっつくと思っていましたから」
「……へぇ」
予想外に高い観察力に思わず感嘆の声を出す。
確かにこの歴史に俺がいなければ、マリューとムウがくっついていた可能性が高い。だが、この歴史に俺が存在する事でマリューは俺の方に惹かれ、俺もまた受け入れた。本来はムウの入る位置に俺が割り込んだと言ってもいい。
まぁ、オーブがSEED世界の盟主的な立場になってる時点で、原作って何? みたいな感じだしな。
そんな風にキラと会話をしたり、あるいは周囲にいる他の面々と会話をしていると、ふとこちらに近づいてくるラクスの姿が目に入る。
「はい、キラ。アクセルさんも。こちらの方、美味しそうに焼けたので持ってきましたわ。是非食べてみて下さい」
皿の上に乗っているのは肉や野菜が串に刺さったバーベキューらしいバーベキュー。
個人的にはバーベキューと言えばこういう串に刺さったのが思い浮かぶ。
まぁ、ぶっちゃけバーべキューってのは外でやる焼き肉的なニュアンスなんだろうが。
「あ、アクセル君。ほら、これも食べてみて。私も焼いてみたんだけど」
そんなラクスの後ろから姿を現したのは、先程ナタルの背後に炎を作り出していた円。
今はさすがにアーティファクトを消して水着姿に戻っているが……ぶっちゃけ、あの姿は水着姿と殆ど変わらないよな。
そんな風に考えながら、円の差し出
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