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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第83話 本当の家族
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れからもよろしくって意味も入ってるわ」
「ああ勿論。こちらこそ」
そう言うと、アスナはリュウキと握手を交わした。
「む〜〜……」
2人のその姿を見たレイナは、何故か、頬を膨らませていた。
「……ん? レイナ、どうしたんだ?」
リュウキはそのレイナの表情に気がついたようだ。さっきまでは笑顔だった筈だが、と。
「ふ〜ん……。別に、何でもありませ〜〜ん!」
レイナは、どうやらご機嫌斜め、と言った様子だ。そんな表情もよく判る。でも、機嫌が悪くなった理由が、リュウキには判らないようだった。
当然だろう。リュウキが鈍感なのは、この世界が終わってもきっと変わらないから。
「レーイっ? ほーら、妬かない妬かない! だって リュウキ君は、あなたが一番なんだから!」
「ッ……//あぅっ わ、わたしは、別にっ……。」
レイナは、今度は慌てていた。そんなアスナの言葉を、そしてレイナの姿を見たリュウキは首を傾げた。
「……それは、当然なんだが?」
そう真顔で、そして真面目に答えた。
「えっ?? な、何が??」
レイナは、リュウキの言葉。それをちゃんと聞いてなかった様だ。アスナの言葉を訊いて赤くさせていたから。……でも、この後更に赤くさせる事になる。
「アスナが言っていた言葉。……オレはレイナが一番、と言う事だ。それはアスナの言う通りだ。……オレはレイナが一番だよ」
「ッ////」
ぼんっ!! っと言いかねない程にレイナの表情が真っ赤になった。火山爆発? とも思える程。
「あーあっ ほんっと お熱いね〜〜?」
アスナは、手でパタパタと扇ぎながら、そう言っていた。聞いてるコチラが恥ずかしくなるような台詞を臆面もなく言っちゃうのだから。
「あ、ありがと……、りゅーきくん……」
「礼を言いたいのはオレの方でもあるさ。……それに」
リュウキは2人のほうを見て。
「……2人に会えた事、それが本当に嬉しかったよ。レイナは勿論……アスナの事も。2人はオレの大切な人だ。……必ず現実世界へ還してみせるから」
そう答えた。
それを聞いた2人は……ほとんど同時に微笑んでいた。
アスナやレイナは、これまでは、攻略の事が頭の中を多く占めていた。例え死んだとしても、この世界に負けたくないから。
でも、キリトやリュウキに出会って世界が一変したんだ。一日一日をこの世界で生きているんだって……。だから、こんな世界も悪くないって考えていた事もあった。現実世界のこと、それを考えてない時だってあった。
でも……還りたいと言う思いは変わっていない。リュウキがそれを改めて思い出させてくれた。
「うんっ! 私も頑張るから!」
レ
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