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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第83話 本当の家族
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…リュウキに釘をさしていた。
「……リュウキ君? レイを泣かせたら許さないからね?」
そのアスナの言葉。
それは勿論だと、リュウキは即答した。レイナは何よりも大切な人だから……と。泣かせたりなんて、したくないしさせたくない……と。
そしてアスナはそれを聞くと更に続けた。
「リュウキ君は、ず〜〜っと迷宮区に篭ってる時がよくあるんだから、結婚した以上は、ちゃんと帰ってあげてね? レイの側に……。お願いだよ?」
アスナはリュウキにそうも言った。それはアスナ自身の願いだって思える。……リュウキの行動には理由が勿論有る。だから、効率良く探索するにはそれが最も有効だから行っていた。
でも、結婚をしたのだから、話は別だ。
リュウキは、レイナとの時間も大切にしたいと考えていたからだ。だからアスナのその言葉。それをリュウキはニコリと笑って了承していた。レイナはとても、笑顔で喜んでくれていた。
アスナの笑みは、まるでレイナの保護者の様だ。娘を心配する母親。それが一番当てはまる。そんな笑顔だった。その後も、アスナは続けた。
「あーそうだ。後、家だよ! ほら、新居もちゃんと考えないとね?」
アスナがウインクしながらそう言った。
「……え? 私は別に……あ、でも……お姉ちゃんが嫌……かな?」
レイナは少し暗めにそう言う。
姉がそんな事……思うとは思えないけれど、やっぱり迷惑をかけてしまうかもしれない事実はあるからだ。でもアスナは首を振った。
「い〜や、全〜然、私は大歓迎だよ? ……でも、やっぱり新婚さんは新居じゃないとって思ってるだけだよ。レイナも同じでしょ?」
「あっ……うん///」
アスナの言葉にレイナは顔を赤くさせていた。確かに、それは自分も思っている事なのだから。
「……成る程、そう言うものか」
リュウキは、また1つ 学んだと同時に考えた。今の財布事情を。そして、随分と減ってしまっている事を改めて実感した。
リズの工房でも結構散財してしまっているのだから。
「……すまない。もう少しまってもらえないか?訳あって金銭面が不足しているんだ」
リュウキは、そうアスナに頼んでいた。珍しい光景だけど、アスナはニコリと笑いながら。
「ん? 私で良ければ協力するよ! 結婚祝いもしないとね〜」
アスナがそう言っていくれて、本当にありがたい。でも、リュウキは首を振った。
「……ありがとう、アスナ。それはありがたいが、だけど、新居の様な大きな物は、自分の金の方が良い気がするんだ」
リュウキのその言葉を聞いて、アスナは更に笑った。
「そっか。じゃあ、暫くよろしくね? リュウキ君!」
「ああ……。よろしく頼む」
「ふふ、こ
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