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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
解き放たれた絶望
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は一体?
俺は気になったのでその塊を目を使って見てみる。それは、生きているでも死んでいるでもない人のように、俺には見えた。

「なんだよこれ・・・何をしたっていうんだ・・・コブラ」

俺はそれを見てただただ呆然とするしかない。

ゴォォォン

「!!」
「どうした?シリル」

俺は今、鐘の音が聞こえたような気がして、空を見上げる。
その空は、さっきまでの曇天模様から変化し、真っ赤に染まっていた。だがそれは、夕日によって染まったような美しいものではなく、まるで血で染められたかのような赤色の空だった。
さらに、その空に巨大な魚のようなものが現れ、飛行していた。

「なんだよ・・・なんの冗談だよ、こりゃあ・・・」
「これが・・・」
「まさか・・・無限時計!?」

俺たちはその巨大な魚を見て、唖然としていた。




















第三者side

「無限時計の解放?」
「あれが時計か?でかすぎんだろ」

同じ頃、ウェンディとビックスローも空を飛んでいる無限時計を見てそう言う。

「無限時計はゼントピア大聖殿の真上に隠してあったのだ」
「どういうこった」

エリゴールにビックスローは問いかける。

「あれはゼントピアの歴史から封印されていた教義の原点・・・善意と悪意の、始まりと終わりの交差点・・・」
「始まりと終わりの交差点?」
「それは一体・・・」
「わからん・・・それ以上は思い出せん」

エリゴールは申し訳なさそうに首を振る。
ウェンディたちには、その時計が何をするものなのか、わかるはずがなかった。





















シリルside

「なんだあれ?」

俺は目を使って無限時計を見ていたのだが、その時計から鎖が地上に落とされる。
その鎖は街のありとあらゆるところに突き刺さる。

「まさか・・・無限時計が活動を始めたということなんてしょうか?」
「だろうな・・・」
「そんな・・・」

俺たちは無限時計を止めれなかった悔しさに苛まれる。

「今はそんなことを考えていても意味ないですね・・・」
「だな」
「これからどうするの?」

俺たちは顔を見合せ、次に何をするべきかを考える。

「一度、ギルドに戻りましょう。もしかしたら、誰かが何かの情報を持ってきてるかもしれませんし」

俺たちは今の状況を確認するために、一度ギルドに帰ることにした。












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