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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第82話 夢の初めに
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、慌てていた。でも……なんでだろう?
今までは、レイナがそう言う姿を見せても ただただ 『何で慌ててる? 何で赤くなっている?』だけだった。でも、レイナと共にいる時間が長くなって、微笑ましく思える様になっていった。
そして今は……。
「……可愛いな」
「ッッ!!」
リュウキの口から出た言葉、それは考えた言葉じゃない。自然と出てきた言の葉だった。
「何でだろう……。いや、多分そうだ」
リュウキは何やら1人で納得していた。それを見たレイナは益々慌てていた。
「なっなっ///何を納得したのっ///」
レイナは気になってそう聞いていた。聞けば恥ずかしい想いをしそうだと思っていたのだが、聞かないといられない様だ。
「レイナの事……意識した時からだよ。こんな風に思ったのはさ。解らないから微笑ましい。……そして今はッ……そのっ……」
最後まで、言おうとした時、リュウキは顔を赤らめ、思わず口を噤んだ。何を口に出そうとしているのか?そして、それは何を意味するのか……?
流石に理解できるから。
そういえば、何気なく可愛いと言ってしまったが、今思えばあの台詞も今思えば恥ずかしい台詞なのだ。
「えっ? ええっ? 今は? 今は何〜〜!??」
ここがチャンス!と言わんばかりに今度は攻めに入ったレイナ。そのカウンターは、本当に何と言う早さだろうか。
まさにそこでも閃光の異名が光っているとさえ思えた。
「……ぃ…おしい」
「……ふふ、聞こえないよ?」
レイナは……更にリュウキの顔に近づける。
「ッ……///」
リュウキは再び紅潮させて……、一息吐き。落ち着かせると。
「それは、《愛おしい》……。だよ」
頭をガシガシっと掻きながらそういった。
「知れた感情の1つだ。………今のレイナに、ぴったりなんだ。その言葉が……」
リュウキはそう言って赤く染めながらも笑顔を見せていた。レイナも、その表情を見て自然と笑顔になる。聞きたかった言葉だったから。言って欲しかった言葉だから。
そして。
「……私も」
レイナは赤くさせ、そして続けた。
「同じ、だよ……。私も、リュウキ君を愛してます。この世界で一番好き……、大好き。心から愛しています……」
「オレもだよ。レイナ……。愛してる。心から……」
レイナの言葉……それが合図だった。
「「ん………」」
部屋の灯りが2人のシルエットを映し出す。2人の影は1つになった。2人は互いが求めるように……再び唇を合わせあったのだ。
それは、始まりがどちらが先だったのか……誰もわからない。当人である2人にも解らなかった。
まるで、夢の様で……留めておけな
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