第1章 光をもとめて
第1話 はじめまして
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姿なのだが、には相応しくない状態だ。……既にに散々汚されぬいたと思われる後があった。……鼻につく匂いも充満している。
「ぃ……ぃぁ……、も、もう、家に、家に帰してください……」
必死に必死に懇願していた。眼は虚ろでも、まだ希望は捨てていない。
――……また、暖かい布団で眠りたい。暖かいシャワーを浴びたい。こんな薄汚れた男たちの中は嫌だ。
その思いは消さずに、言葉を絞り出す。でももう、何度言ったか判らない。だけど、それでも言うしか出来ないんだ。
そして、今日も絶望の返答が来る。
「まーだそんな事、言ってんのかオメェ。もう、一生奴隷だって事わかってねーのかよ? なんだって、こんな辺境の奥にまで連れてきてるんだと思ってんだ?」
「ぎゃははっ! 仲間が戻ってきたらよ。まだまだたっぷりと喘いで貰うぜ〜。奴らは結構な金額狙ってたからなぁ、労ってやらねぇと……。へへぇ、奴らのは、一段と濃いぞ〜!」
この2人は盗賊団だが、流石にたった2人盗賊団を名乗らないだろう。まだ、他にも5人のメンバーがいる。丁度、外へ出ておりそろそろ帰って来るはずだった。散々楽しんだグァンの身体を嘗め回すが如く見ている盗賊に向かって、1人の盗賊が後ろで呟いた。
「でもよぉ……、こんだけ汚しちまったんだけど、大丈夫なのかねぇ? 結構モンク言うと思うぜ?」
「バカ言うなって、こんな上玉連れてきたんだぜ? それに、モンスターはちと多いのがネックだが、結構綺麗な小川だってあるんだ。ちゃーんと、身嗜みも整えて、それっぽくみせれば……、イけるだろ? それともなんだ? お前は、コイツでもう勃たないってか?」
「あ〜……、確かにそう言えばそうだな。強姦ってだけで燃えるわ」
下衆びた声が、周囲に沸く。周囲には誰もいない森だから、その声には遠慮がまるで無い。
「そろそろ奴らも帰ってくる頃だと思うしなぁ……! もう1発どうだ? 輪姦わそうぜ!」
「へへっ! イイねぇ……! 成り上がる前の祝いだ! 今回の1件での金銭も含めて、どんどん資金貯めて、どーん! とよぉ。 オレ達の規模もどんどん広がっていって、ゆくゆくは盗賊団の《限りない明日戦闘団》の連中も食ってやれるくれぇになろうぜ! ああ、そんときはオレが団長するわ! あのオカマやろーの首、とったらな?」
「ぎゃははっ! 他の奴等に了承得なくて良いのか? 俺は構わねーけど、それならオレが副団長っ! でも、ネカイのねーちゃんの首はとれねぇなぁ。あんないい女、他にはいねぇし!」
「それは、却下だ! オレが貰う! まー、一筋縄にはいかない、だろうけどなぁ……。あのねぇちゃん。色んな意味で、強いし」
ノリに乗ってきたのか、更に声は上がり続け、盛り上がり続けた。
「「ぎゃ〜〜はっはっ
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