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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第81話 信じて、信じられて
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判のNPCのレストランでも見たことが無いような料理。最高級のコースを頼んだとしても、それが霞んで見える程だ。
見た目から楽しめる、色取り取り、鮮やかで……本当に美味しそう、人の三大欲求と呼ばれている食欲を唆る。 この世界では 著しく損なわれていた筈なのに、リュウキにしても、それは例外ではなかった。
「……凄いな。」
リュウキは思わず目を丸くしていたのだ。
「えへへ〜……そうでしょ?」
リュウキの反応が嬉しいのか、レイナは喜んでいた。やっぱり、料理と言うものは、食べてくれる相手がいてこそ、だから。それが、愛する人なのなら、尚更だ。
「懐かしい……この感じ……」
リュウキは目を細めながら……そして、ニコリと笑った。ある事を、思い出したのだ。
「え? 懐かしい?」
レイナはきょとん……とする。でもちょっぴり心配だった。……以前、つまりは誰か他の女の人に?っと一瞬思ったからだ。
「爺やの料理も……こうだったんだ……」
「え? 爺、や……?」
レイナは再びきょとんっと。でも、心配は杞憂だったとこれまた一瞬で思った。
「育ててくれた人……だよ。親も同然の人、だよ」
リュウキはニコリと笑って。
「レイナとはちょっと意味が違うんだろうね……、オレの大好きな人の1人。だよ」
「ッ///」
「……ありがとう」
「や、そ、そんな……///」
リュウキのその笑顔に何度見惚れた事か。その一撃に、もう負けなくなったレイナは、一緒に笑顔になる。
「私も好き……だよ?大好き」
「……ありがとう」
料理を前に、2人は見つめ合っていたけれど。
「じゃっ じゃあ! 食べようっ!」
「ああ」
「「頂きます」」
リュウキは合掌し、レイナと合わせて会釈をした。
それも、あの夕日の丘で体験したのと同じ。とても楽しくて……それでいて何処かくすぐったくて……、甘くほろ苦い経験だった。
レイナは、ちょっぴり、おかしいと感じていた。この料理だって、いつもより多く作ったのは事実だけど、いつも姉と一緒に食べているそれとは、そこまで変わっていない。そして、食べている部屋もそうだ。 だけど、料理の味から、この部屋の景色に至るまで……全てがいつもと違うと感じたから。
いつもよりも、あっという間だった晩餐。
それが終わって一息ついていた時だ。
「レイナ……」
「ッ!」
レイナは、びくっ!!っと驚いた。この後……、どうしよう……っと考えていたから。
「その……、あの……」
リュウキもレイナに負けないくらい顔を真っ赤にさせていた。それは未だかつて、見た事無い程のもの。
「オレ……こう言う事、経験が無くて……、レ
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