暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第81話 信じて、信じられて
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リュウキは対照的にしっかりとそう答えていた。その表情はいつものリュウキだ。頼りになって……そして、とても安心できる。

「リュウキ君……」

 レイナは心の底から 嬉しかった。はっきりとそう言ってくれた事を、姉の前でもはっきりと言ってくれた事を。

「あははっ、ほんと、おあついね〜!」

 アスナは笑顔で祝福をしていた。雨降りの日もあった。暗く、空を厚く、黒い雲が覆っていた日もあった。そんな空も、すっかりと晴れたんだ。 ……2人はカップルになれたんだから。

「おっお姉ちゃんも! 今日はキリト君としっかりねっ!! 次はお姉ちゃんとキリト君の番だよっっ!」
「えっっ!!」

 アスナはピクッ!っと反応した。
 今日、リズの店でまた装備を整えに行ってる事、レイナは知っていたんだ。まさかの返しに アスナは思わず動揺をしてしまった様だ。

「……うん? そうだったのか? アスナは」

 そして、リュウキは勿論知らなかった。自分がレイナを想う気持ちは 理解出来た様だけれど、その鈍感力はま〜〜ったく変わってないようだから。

「う……うん。まだ、一方通行っぽいけど……」

 アスナはちょっと複雑な表情をしていた。隠したりせずに、言えると言う事は、彼女も心をはっきりと決めたんだろう。

「ガンバっだよっ! 私もリュウキ君も! 応援してるからね!」
「……そうだな。でも キリトなら大丈夫……じゃないのかな。あまり無責任な事は言えないが」

 リュウキも笑顔でそう言っていた。ソロが多い……と言うか基本的に自分と同じソロのキリトだけど、多分……と。

「も、も〜///」

 アスナは照れっぱなしだった。
 いつの間にか自分がしてやられているんだから、やっぱり この手の事は 妹のレイナの方が一枚上手みたいだ。いつものレイナに、戻ってくれた。それも凄く嬉しい。してやられる事、それは凄く恥ずかしいけれど、それでも良い。

 レイナは皆を笑顔にさせてくれるんだから。


 その後は……レイナの言うとおりアスナは家を出た。


 今日は多分帰れないから!っと一言だけ残して、その後はレイナに軽くウインクをしていた。どうやら……気を使ってくれたようなのだ。レイナは、アスナがあからさまだったから……顔を赤くしていたけれど。凄く感謝もしていた。

「リュウキ君」
「……ん?」

 ソファに座っていたリュウキをレイナは呼んだ。

「えっと! 出来たよっ! さぁ座って座って!」

 笑顔でテーブルへと招待した。リュウキはそれに応え、椅子に座った。レイナは、今日は腕を振るった!との事だ。そのテーブルの上に広がっているのは、沢山の料理。様々な種類の料理だ。どれも簡易でできるようなものじゃない。あの良質だと評
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