遠征前日とスウィードに……
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火力が足りていない。
質より量、てのが俺の魔法の特徴。スキルも対人使用。
雑魚相手には無双できる自信があるが、前みたいなでっかいの相手だとどうしてもな……
巨大怪魔も質量って感じだし
……アカン、思考がだんだんマイナス方面に働いてる
「さっ、お前は早いことシャワー浴びてこい。早くしないと飯の時間になっちまうぞ」
「わ、分かりました」
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食事を終えた俺は自室に戻ると早速畳の上に寝転がった。
午前はローガと、夕方はスウィードと。一日のほとんどを特訓に消費されるここ数日。
大変と言えば大変なのだが、それなりに充実はしてるし、体を動かすのも嫌いではないのでまぁいい。
しかしだ。だがしかしなのだ。そんな中でも俺には一つ、大きな不満があった。
リューさん成分が足りてない
数日前に補充したぶんがもうつきかけているのだ。これはヤバイ。何がヤバイかって言うと、これで日を開けてリューさんに会ってしまうと、あまりの可愛さに悶え死んでしまう。命の危険である。
そのため、そろそろいかないとヤバイ。
てか失念していた。
今度の【ロキ・ファミリア】の遠征についていけば、二週間くらいの期間はダンジョンに籠りっぱなしになるのは当然だ。
今までにないくらいの期間を開けなければならない。
これまでの遠征だと、ファミリア内でのものであったため、無理矢理でも神威の車輪を使って走破してきたので早く帰ってこれていたが、今度はそうはいかない。
……俺、生きてられるのかな……
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「というわけで来ました」
「来ましたって……式、あなたという人は……」
どうも、現場の式です。
開店するのを今か今かと開店前から待ち続けて一番に入りました。つまり、今日初めてのお客様である。
とりあえず、パンケーキと果物を頼み、リューさんとの話を続ける。
「いや〜、なんか、すっごく会いたくなりまして」
はぁ、とため息をつくリューさんの首もとには、相変わらずリューさんにぴったりの翡翠色のチョーカーがつけられております可愛いです
「お前さんも相変わらずだニャ」
「あ、アーニャちゃん、どうも」
猫耳店員であるアーニャちゃんに軽く挨拶し、俺は手元のパンケーキを口に運ぶ。柔らかくておいしいです
「まあうちとしては全然構わないニャ。もっともっと貢いで……ゲフンゲフン、食べに来てくれたら、リューも喜ぶニャ」
「俺頑張る!!」
「アーニャ、それに式も。いい加減にしないと怒りますよ?」
ニャ〜、と言ってこの場から離れていくアー
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