13部分:第十三章
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沙耶香にも考えがあった。その考えをすぐに実行に移してきた。
今度出したのは稲妻ではなかった。コートに黒い炎を纏わせてきたのだ。
「炎・・・・・・」
「そうよ」
女に対して答える。漆黒の炎は紅の雪を溶かしながら今巨大な翼となった。沙耶香が黒き翼を持つ堕天使となったかのようであった。
「氷に対しては炎」
そう述べる。
「そうではなくて?だからこそ」
翼を大きく広げる。そこから無限の羽を放つのであった。
羽は漆黒の吹雪となった。それで紅の吹雪を消し去ろうとする。しかし女はそれにも動じずその目を冷ややかに動かすだけであった。
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