Another20 惨劇
[1/6]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
海に出て、今日で5日。
もっと遅くなるかなと思っていたが、ブイモンの特訓と全員の手当て、食事作りなどすれば思っていたよりも早く時間が過ぎた。
大輔「まあ、アグモン達ヘロヘロだけどな」
アインス「ふふ、そうだな。さあ、みんなを起こすとするか。右手にお玉、左手にフライパン!!本宮家流最終究極奥義!!死者の覚醒!!」
ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンッ!!!!!!!!
寝坊助な息子や娘達の早起きのために編み出した最終究極奥義を使うことになるとはなとアインスは思った。
ホエーモン[では皆様、お元気で!!]
ホエーモンが沖へと泳ぎ出す。
その姿が見えなくなるまで手を振り、子供達は森を目指して歩き出した。
大輔「大丈夫ですか?」
未だに頭と耳を押さえている仲間達に声をかける。
太一「…耳と頭が痛え…」
ブイモン[ひ、久しぶりだからダメージが…]
アインス「とにかく行くぞお前達。ホエーモンの話ではこの先にコロモンの村があるらしい」
ブイモン[(チビモンの村じゃないのかよ畜生め)]
アグモン[(何だろう、ブイモンが僕を憎たらしそうに見てる…)]
ミミ「へえ、鯨なのに陸のことまで詳しいのね。ところでコロモンって?」
アグモン[僕が昔コロモンでした!!]
ミミ「そうだっけ?」
アグモンが胸を張るが、ミミはさっぱり覚えていないようだ。
自己紹介の時ミミはいなかったから、仕方ないと言えば仕方ないのだが。
テントモン[コロモン達ならきっとわてらに協力してくれまっせ]
太一「うっし、じゃあ行くか」
コロモンの村を目指して一体何時間歩いただろうか、その変わり映えのしない景色に飽き飽きし始めた時、アグモンがコロモンの匂いを嗅ぎ取った。
示す方向に単眼鏡を向けると、小さな森が見える。
太一「あの森だ!!行こうぜみんな!!」
皆一斉に駆け出す。
間もなく辿り着いた森の中には、テントのような家がいくつも並んだ村があった。
チビモンの村に酷似している。
確か世界統合後はチビモンとコロモンの村だった気がする。
常日頃村のコロモンがチビモンに弄られていた気がするが。
やはり手足があるのとないのでは違うか。
ブイモン[コロモンじゃなくてパグモンの村だ
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ