暁 〜小説投稿サイト〜
〜転生者物語〜緋弾を守りしエネイブルと黒き白夜叉
5弾 自然々大神VS雷炎々月詠後編
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◇  ◇  ◇月詠side

━ドガァァァァァァァン━

「オラオラオラオラオラオラオラッ!!」
「無駄無駄無駄無駄ぁぁぁぁぁぁッ!!」

一万回対一万回の殴りあい、それは壮絶な光景だ。 もっとも、俺がその中心でなければ見れたのだがな。

「オラァ!!」
「セヤァ!!」

━バキッ!!━最後の一枚目のパンチは双方の顔面に当たった。 いてぇ。
だが、この程度じゃぁ俺は止まらんぞ?

「りょぉぉぉぉうッ!!」

俺は凌の頬から拳をはなし、左手で襟首を掴んで空いてる手で殴り飛ばした。

霊術[夢想蓮華]

俺は素早くスペルを発動。 このスペルカードは蓮華草の形をした霊力の塊が6つ飛んでいくスペカ、性能は夢想封印といっしょだ。
蓮華の形をした霊力が凌に向かって飛んでいく。
凌は素早く立ち上がり、刀を構えて

「シッ」

一息に6つ全てを切り裂いた。

(やっぱりファーストポイントじゃ無理か)

槍が手元にあればフォースポイントで押しきれるのに、あの槍は念じれば手元に転移してくれるが…凌がそんな隙を見逃すとは思えない。

「考え事をする暇があるのかぁ?」

ならくださいお願いします。 凌は二本の刀を構えて、

「氷雨ッ!!」

舞うように斬りかかってきた。 俺は少しずつ下がって交わしていくが、これじゃキリがないな。
仕方無い。 あれをやるか

「トレース・オン!!」

投影魔術。 俺が使える唯一の魔術だが、神様が使うからどっちかといえば複製魔術に近い。 
俺はこの魔術で剣を造りだし、なんとかふせいだが━ボキッ。

(やっぱりすぐ折れたか)

名刀と贋作だと名刀が強い、ハッキリわかんだね、贋作が本物に勝てるのは例外ちゅうの例外。
しかし、

「トレース・オン」

数で攻めたらその法則は打ち砕かれる、俺は新たに二本の刀を産み出し凌の攻撃を流していく、

「トレース・オン!」

折れたら折れたで新しいのを造り出す、

「トレース・オン!!」 

耐えろ…耐えろ…耐えろ…

「トレース・オン!!!」

もう少し、もう少しのはずだ……ここだッ!!

「オラァ!!!!」

俺は足の近くに来た凌の刀を蹴り飛ばす、そのまま一息に凌の右腕を切り裂いた。

「ッ!!」
「まだだ!! トレース・オンッ!!」

俺は1本の山賊刀を産み出し、凌の首を切り裂いた。
しかし、こいつは能力で自分を不死にしてるのですぐ生えてくる。 お前はトカゲか。
急いで槍を産み出し、凌の腹を貫いて地面と縫い付ける。 この時点で凌の頭はもう半分はできている、トカゲよりたちワリィな。

(早くアレを造り出さないと…)

「トレース・オンッ」

俺は人間レベ
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