兵隊を作ろう!初級編
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へっへっへと男3人で並びながら帰る。傍から見れば超怪しいだろ、これ。
そんな呑気なことを考えてるとそんなに遠くないところから怒声が聞こえてきた…村の方からだ。
「お前ら…聞こえたか?」
「か、頭これはもしかして…」
「ぞ、賊!?やべぇ…じいさん達が!」
「うろたえるな。なるべく音をたてないようについて来い。」
俺の低音なハンサムボイス(笑)を聞いて落ち着いたのか黙って付いてくる一郎ズ。
鍛えてはいるけど実戦はないし仕方ないが、もうちょいしゃんとしてほしいんだけどな。
しばらくすると見えてきた。100人くらいだろうか?集団が壁の前で開けろ開けろ叫んでる。
近所迷惑である。子供が起きたらどうすんだ、いないけど。
「馬乗ってる奴がリーダーか?わかりやすいことで。」
「あ、ありゃ賊じゃねぇ。国の軍隊だ。」
「あいつら税をとりにきたんだ…」
俺の指示に従ってか声を潜めながら話す2人。100人だけで軍隊っていうのかね?知らんけど。
しかしつくづくラッキーだ。ご都合主義って素敵ね!
「か、かしらぁ…」
「よし、お前らは裏口から入れ。もしかしたら兵がいるかも知んねぇから気をつけろよ。」
「へい…あの頭は?」
「ちょっと、借金取り立てに行ってくるわ。」
俺は石槍を担いでニヤリと笑った。
「おっすー、元気しとおやぁ!?」
兵隊さん達を押しやり、隊長(仮)に話しかける。
モーゼだったかなんだか忘れたがザ〜と引いてくれたらよかったのだが、やってくれないので無理やり押しやる、ぐいぐい。
「な、なんだ貴様は。」
「ここの長だよ。お前こそ誰よ?」
「ほう、貴様がか…丁度いい。ここ開けるように言え。無理やりこじ開けるところだったぞ。」
「要件言えよ、はよ。」
「貴様…よかろう。」
すんごい偉そうな隊長さん。こんだけ偉そうで隊長じゃなかったら爆笑もんだけど。
周りの奴は何も言わないし、コイツが隊長だろう。うん。
「我々は刺史様の命により、賊の討伐に来たのだ。しかし兵糧が尽きてしまってな。ここで補給させて貰おうと思ってな。」
「おk把握した。ならお代が先だ。何くれんの?」
「何だと!?我々は貴様ら守るためにここまで来たのだぞ!見返りをこれ以上求めるとは何事だ!」
「それとこれとは別。てか刺史って兵権ないだろ。あんたら私兵隊とかそんなオチでしょ?」
てか今ので時代特定したわ。呂布いんじゃん呂布。やべーよ呂布。呂布で毎日、洛陽焼こうぜ。
刺史って他の時代でもいんだろうけど多分三国志だろ……うん自信ない。
「コイツを切り捨てろ!」
「嫌でござんす。」
石槍を振りますと10人くらい吹っ
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