第一部 雷神現る
拠点を作ろう
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いえ…村からでたことはなく詳しくは…」
これ無いな、多分だけど。何にせよ賊は馬鹿確定と…。
全滅させちまったらしばらく村は機能しなくなる。一気に全部奪えるのは魅力的だが、この村の規模じゃ50人分の食料はもたないだろう。飼い殺しにして、補給用にしとくのがベターでしょ?
…やっべ自信ねぇ。でも考えなしに行動してるのは間違いないな。力自慢の大男とかがトップなんだろうな。
「かしらぁー!」
「お、戻ったか。」
5人組が戻ってきた。君たち仲いいね。てっきり一郎がリーダー的な存在だと思ってたけど友達みたいなノリなのか?てか一郎以外に指示は出してないんですが…
「お前ら畑作るぞ。」
「畑ですかい?でも…」
ちらりと後ろを見る次郎。まぁ綺麗にしたが何にも残ってないのだ。
そこら辺は心配ない。俺の袋の中には金属以外にも色々入っていたのだ。さっきの塩もそうだ。
「じゃじゃーん!」
「…これ何ですかい?」
「サツマイモの苗さ、俺の故郷の作物だ。」
一年かかると言ったな、あれは嘘だ。さつまいもは繁殖力が高く病気にも強いのだ!
多分半年もすればとれるでしょ。初心者向けなのだコイツは。江戸時代にも飢饉対策に栽培されてた…らしい。うろ覚え乙。
「よっしゃまずは道具作りからだ!お前ら元農民だろ!やるぞやるぞ!」
未だに展開についていけない一郎ズとじいさんを急かす。
あんまのんびりするのは良くない。貧乏暇なしなのだ。まずは土台をしっかりしないとダメだな。
俺はやるからには本気でやる男さ。
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