暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1040話
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 そちらへと振り向くと、そこにはオズマの姿が。
 海パン姿のオズマの隣には、ビキニ姿のキャサリン。腰の上にパレオを巻いているのが、かつてのミスマクロスで準優勝しただけあって似合っている。

「ま、S.M.Sとは色々と関係も深いしな。それに……ほら、あそこを見てみろよ。恐らく今回海に来たメンバーの中でも、トップクラスに楽しんでいるのは、お前達のところの艦長だぞ?」
「あ、あははは……その、何て言うか……」

 キャサリンの何とも言えない声を聞きながら海へと向けた視線の先にいるのは、この海を思い切り楽しむ為にだろう。ウェットスーツを着てサーフボードで波に乗っているジェフリーの姿がある。
 それを見て、キャーキャーと黄色い悲鳴を上げているのはモニカだ。
 他のミーナとラムの2人は、いつもの事と海を楽しんでいる。

「ん? ボビーの姿が見えないな」
「ああ、ボビーなら……ほら、あそこだ」

 苦笑を浮かべたオズマの視線を追うと、そこでは何故か意気投合をしているボビーと龍宮の姿が。
 ……どういうコンビだ? 褐色肌同盟とかか?

「また、珍しい組み合わせだな」
「何でも、色々とお互いに苦労話があるらしいぞ」
「苦労話……ねぇ。聞きたいような、聞きたくないような」

 龍宮の苦労話となれば、恐らくは年齢に関する事だろう。中学時代から年齢不相応に大人っぽい容姿を気にしていたからな。
 けど、今の年齢……高校を卒業して19歳になった今となっては、その外見に相応しい年齢だと思うんだけど。まぁ、元々年齢を偽っていなければだが。
 そう思った瞬間、殆ど反射的に身を翻す。
 同時に、一瞬前まで俺の顔があった場所を何かが通り過ぎていく。
 その何かが飛んできた方へと視線を向けると、そこにいるのは銃口をこちらへと向けている龍宮の姿。

「おい、いきなり何をする!」
「ふ、気にするな。BB弾だ」
「BB弾でも、モデルガンでも、人に向けたら駄目だってのは一般常識だろうが!」
「確かにそうかもしれないね。けど、何か私に対して妙な事を考えていなかったかな?」

 ……こいつもまた、千鶴と同様に随分と勘が鋭いんだよな。どこのニュータイプだって感じに。

「さて、何の話だ? 俺には全く覚えがないが?」
「ほう?」
「まぁまぁ、ほらタツミー。いい女というのは常に余裕を持ってなければいけないのよ? すぐに銃を撃つなんてのは、それこそ余裕のない証に見られるんだから」
「いや。だがなボビーさん」
「ほら、いいから銃を下ろす。全く、そんな風に緊張感がないからいい女なのに男が寄りつかないのよ」
「私の戦場に男は不要」
「……いいの? そんな風に言っても。独り身は色々な意味で堪えるわよ? その辺をよく考えてみるのね」
「いや、そ
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