マブラヴ
1040話
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れそうになってる!」
「ちょっ、パル!? 笑ってないでゴーレム出して止めるです!」
……何というか、色々な意味で混沌としているんだよな。
シャドウミラーを抜かした世界で考えると、恐らく一番多いだろう人数。それがネギま世界の元3-A組だ。
ただ、勿論3-A組という以上はネギもいるし、その他の面々も可能な限り参加している。
他にも小太郎の姿もあるし、何だか夏美と一緒に岩の方の海で魚を釣ってたりしているんだが……
「ヒット!」
「ちょっ、何でや!? 何で夏美ねーちゃんばっかり釣れるんや!」
「へへん。私の影の薄さを甘く見ないでね。……そう。影、薄いんだ私。あは。あはははは。あははははははは。……はぁ」
「な、何や!? 話してたらいきなり笑って最終的には落ち込みよったぞ。お、おい。ネギ、ネギーッ! こういう場合はどうすればいいんやぁっ!」
そんな風に微妙にいい空気なのか悪い空気なのか、微妙な感じだ。
ともあれ、ネギま世界から来た者達は思う存分ギアス世界の海を楽しんでいた。
「うわぁ……何というか……色んな意味で濃い奴が揃ってるな」
「おいおい、あれ程に魅力的な女性達に向かって失礼な奴だな、アルトは。まぁ、もっとも……アルトの場合は水着姿のランカちゃんがいればそれでいいのかもしれないけどな」
「えっと……アルト君?」
「ちょっ、待て! 誤解だ誤解! ミシェルのいつもの口車だよ! クラン大尉、ミシェルを何とかしてくれぇっ! あっちの女達に色目を使っているぞぉっ!」
「ほいきたぁっ!」
アルトが叫ぶと、どこからともなく現れた……スクール水着――ゼッケンには『くらん』と書かれている――を着たクランが、飛び膝蹴りをミハエルへと叩き込む。
「ぐはぁっ!」
その一撃で吹き飛んでいくミハエルだったが……
「ちょっ、何この人! 思い切り白目剥いてるわよ!」
「アスナ、アスナ。きっとあの人がやったんやと思うよ」
「あの人……え? あんなに小っちゃい子が?」
「小っちゃい言うな! 私はこれでも、これでもなぁ……立派な大人だぁ! うわああああああん!」
神楽坂の大きく突き出ている胸を見て、その後ゼッケンがまったく歪んでいない自分の胸を見たクランは泣き去って行く。
にしても、大人に見られたいんなら、何だってスクール水着なんか……受け狙いか何かだったのか? それだと自業自得としか言えないなんだが。
一応クランの場合はゼントラーディになれば美女と言ってもいい容姿なんだが……何だって、マイクローン化するとああいう風になるんだろうな。しかも性格まで幼児化しているように見えるし。
「アクセル、俺達も招待してくれて良かったのか?」
そんなやり取りを見ていると、不意に声が掛けられる。
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