無限時計を追え!!
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、「書いてない」と一言だけ答える。
「数年間行方不明の後、突然作家ウィル・ネビルとして、再び世の中に出てきたそうよ」
一体その数年間で何があったのやら・・・
「でも、星霊魔導士だったことは載ってないわね。弟子が大勢いたことも」
「何がどうなってるんだ?」
「辞典にも載ってないことを、どうしてキナナさんが知ってるんしょうか?」
マックスさんと俺はこの不思議な現象に首をかしげる。
「しかも古代の文字で書くなんて・・・」
「ビックリだよね〜」
本に載ってないことを書いた上にそれを針に書かれていた古代ポタメリア語で書くなんて、本当にビックリだよ。
「無限時計が教会の物だったって、レギオンの隊長が言ってたのよね?」
「そうだったね」
キナナさんの書いたものを見ながらシャルルがそう言うので俺は返事をする。
「その教会にいた人が『星空の鍵』の作者で、ジュードおじさんが姉さんにメッセージとして残した・・・」
ミッシェルさんが今までの話をまとめようとする。しかし、ナツさんが突然机を叩き、その声を遮ってしまう。
「だぁー!!じれってい!!だから結局どうすればいいんだよ!?その、ミルク・デビルとかいう奴を見つけて、ぶん殴りゃあいいのか!?」
ナツさんは興奮して立ち上がりながらそう叫ぶ。
「ウィル・ネビルはとっくに死んでる!!ちゃんと話し聞いてろ!!」
グレイさんがナツさんに怒鳴ると二人はケンカをまた始めてしまう。
「グレイ様頑張ってぇ!!」
「応援じゃなくて止めてくださいよ・・・」
二人のケンカを見てグレイさんを応援するジュビアさんに俺は突っ込む。やれやれ・・・
「六魔将軍が、次にどこを狙うのか分かれば、待ち伏せができるな」
「うん」
「でもどうやって〜?」
俺が二人のケンカ見ているジュビアさんにあきれていたらいつの間にか話が進んでいた。確かに待ち伏せできれば一番早いけど、どうすればいいわけ?
「ふわぁ〜。うるさいわねぇ、寝られやしないじゃない」
俺たちが話をしていると、さっきまでテーブルに突っ伏して眠っていたカナさんが目を覚ます。
「お前こそいつまで寝てんだ!!もう昼過ぎだぞ?」
ワカバさんは目を覚ましたカナさんにそう言う。ナツさん以外でもギルドで眠る人なんていたんですね。
「なんだか知らないけどやたら眠くって・・・なぁに?六魔将軍の居場所を見つければいいの?」
カナさんは眠たい目を擦りながらカードを取り出す。
「そうか!お前の占いで」
「そう言うこと!!」
カナさんは俺たちの写真が貼ってあるカードを出す。星空の鍵を見つけた時もカナさんの占いでしたしね!!今回もきっ
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