無限時計を追え!!
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をしていると、ギルドの扉が開き、人が入ってくる。
「よぉ、戻ったぜ!!」
俺たちは扉の方を見る。そこには、ビックスローさんたち雷神衆がいた。
「雷神衆、仕事からご帰還だ」
「今度の仕事もあっさり片付けてきたわよ!我ながら自分たちの有能さにしびれちゃう・・・」
俺たちは帰ってきた雷神衆の皆さんを見て固まっている。こんなに強い人たちがいたんじゃん!!全然気にしてなかった。
「どうした?何かあったか?」
俺たちはあの時いなかった雷神衆の皆さんに無限時計のことや六魔将軍のことを説明する。
「ああ〜?無限時計に世界の終末か。ちょっと留守してる間に、えらいことになってんじゃねぇか」
「間が悪かったわねぇ、私たちが一緒なら六魔将軍なんか返り討ちにしてやったのに」
俺たちの話を聞いてビッグスローさんとエバーグリーンさんがそう言う。
「実は、ここに戻る途中、いつものように、俺が一人で買い物に出かけていた時だ」
「相変わらず食事係はフリードなんだね」
「フリードくん料理上手だもんね〜」
フリードさんの言葉を聞いてハッピーとセシリーが言う。話を遮るなよ。
「教会の警備をしていた兵士たちが話していたのだが、大きな鎌を持った男ととてつもないスピードで走る男が、二人がかりでシロツメにある教会を全滅させたとか」
「大きな鎌と」
「とてつもないスピード〜?」
「エリゴールとレーサーか!!」
「グリムリーパーとか言ってたね」
フリードさんの言葉にナツさんたちが反応する。たった二人で1つの街の教会を破壊できるとは・・・
「聞いたところでは、教会の襲撃事件はこの2、3日で急に増えていると言う」
「そんなすげぇことがあったなら、俺たちにも教えてくれよぉ」
フリードさんが街で聞いてきたことを話すと脇からビッグスローさんがそう言う。
「俺はちゃんと話したぞ。お前らは、飯を食うのに夢中で聞いてなかったんだろうが」
ビッグスローさんとエバーグリーンさんは互いの顔を見合わせる。二人とも、人の話は聞きましょうね。
「しかしわからんな・・・奴等はなぜ教会を狙うんだ?」
「そういえばそうですよね?何か教会を狙わなきゃいけない理由でもあるんでしょうか?」
エルザさんと俺は六魔将軍の行動に疑問を抱く。
「つまり、無限時計が奪われてから、六魔将軍の動きが激しくなったってことよね?」
ルーシィさんがそう言うと、隣に座っているミッシェルさんはまだ責任を感じているのか、顔をうつむかせてしまった。
しかし、本当に奴等は何をしたいんだ?教会を破壊することに、何の意味があるんだろう・・・
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