神無異降臨
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灰色の雨、紅の大地、黒い屍。
天人が地球に襲来し攘夷戦争が各地で起こっていた。
しかし、地球人は天人の近代的攻撃に衰退の一途を辿るばかりであった。
そんなとき、雨雲を切り裂き紅い槍が雨のように降り注いだ。
「何だ??又しても新手の攻撃か??」
「よく周りを見ろ??攻撃を防いでそこから動くな??」
地球人は大声を張り上げて仲間に忠告する。
そうしている間にも天人だけがどんどん数が削られ、最終的にはいなくなってしまった。
「おい!あれを見ろ!」
「何だあれ????子供か??????????」
「浮いてないか??」
空中にいる人影を指差し騒ぐ攘夷志士たち。
「まったく????、我が力はこんなくだらないもののために使うものではないぞ。」
そう、この人物こそがこの後に救世主として語り継がれる者なのであった。
ー客の間ー
?「遅い????、団子を食い終わってしまったではないか。」
「よろしければ持ってまいりますが????。」
?「そうか、では頼む。」
召使いは団子を取りにパタパタと出て行ってしまった。
「す、すみません、お待たせしてしまって????。」
?「よい、団子が美味かったのでな。」
慶「私の名は徳川 慶慶、12代目将軍をやらせていただいております。」
白「慶ちゃんか、敬語は使わなくていい。
我が名は禍 白夜、神外である。
懐かしい匂いがしたものでな、様子を見に来たついでに天人は追い払わさせてもらった。
それにしても第一次攘夷戦争の真っ只中だとは思わなんだ。
慶ちゃん、我をここに呼んだということは何かあるのだろう?」
(((将軍様に対して馴れ馴れしいなこいつ????。)))
そこにいたものが全員思ったことであった。
白「まあ人ではないからな、この世界に妖がいるように神外だっていても問題はない、????はずだ。」
(((何その間??????、はっ心を読まれた??こいつ、出来る??????)))
白(面倒臭いなこの者たち????。)
慶「うむ????、そなたにどうしてもお礼をしたくてな。」
白「礼か??????、そうだな、全妖に人権ならぬ妖権を与えてやってくれないか?」
慶「そっ、そんなもので良いのか?」
白「本来妖というものは人間を恐れさせるもの、しかし今ではそんな面影は見られない。
ならば人間と同じく働き家庭を築く方が効率が良かろう?
別に妖のためとかそんなのではないっ、断じてないっ。」
(((ツンデレ?)))
白「違うツンデレではない。」
慶「ふむ????、そなたがそれを望むのであればすぐにやろう。
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