第五幕その八
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森のさらに奥の方にというのです。
「それで凄く動きの速い山犬さん達を見てね」
「逃げたんだね」
「与平君と一緒にね」
狸の彼と、というのです。
「そうしたんだ」
「見付からないうちに。賢明だったね」
「お陰で二匹共助かったよ」
穴熊君はそのことも喜びながら先生にお話します。
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