武器と……怨念?
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二〇二〇〇〇ヴァリス使用したが、いい買い物だった。
「ただいま帰りました!」
「あ、スウィード。お帰り」
扉を開けると、ハーチェスさんがいた。優しいうちの団長様だ。
「確か、武器を買いに行ってたんだよね。どうだった?」
「はい! 良いものが買えましたよ!」
そう言ってリビングへ向かうと、式さん以外のみんなが集まっていた。
「あ、スウィード。お帰りっす」
「はい。ただいまです」
小人族の先輩、アルドアさんだ。
「お帰りなさい」
「お帰りなさいませ」
「いいのは買えたか?」
続いてリリアさん、パディさん、ヒルさんにも返事を返し、俺もソファーの空いたところに座った。
「お帰りスウィード。ところで、このポーズ。より僕の美しさが際立つと思わないかい?」
「あー、いいんじゃないですか?」
中心に立って(俺からすれば)変なポーズを決めるエイモンドさんはいつも通りだ。
パディさんに俺の分の紅茶をいれてもらい一息つく。
「……」スッ
「あ、デルガさん。ありがとうございます」
買ってきたものを手渡し、部屋の隅に置いて貰う。
「で? 何て銘柄なんだ?」
「あ、そう言えばまだ見てなかったですね。ちょっと見てみましょうか」
紅茶を飲み終えた俺は早速その銘柄を確認する
確か、刀はバグベアーの爪を使ったもので、弓はリザードマンの皮で補強されたものらしい。
刀が【熊紋】で、弓が【銅鑼衛門】
皆さんに笑われたのは言うまでもなかった
ヴェルフ・クロッゾ……なんというネーミングセンスだ……!!
ーーーーーーーーーーーー
「ギャハハハハハハハハハハハ!!!」
「し、式さん、笑いすぎですよ!」
「ああ、いや、ハヒッ、悪い悪い。にしてもすんげぇ名前だなそりゃ」
特訓を終えて帰ってきて早々、ヒルさんにスウィードの武器の名前を教えて貰った。
もう……ね? 腹が捩れそうになったよほんと
ゆるキャラと未来のロボットとか……wwww
「アカン、思い出したらまた笑いが……」
「だから笑いすぎですって! それに、名前はあれでも結構いいもののはずですよ!」
「まぁな。それは俺も分かるぞ。ありゃ下級の鍛冶師の作にしたらいいもんだ」
ま、名前はあれだけどな、と付け加えると、スウィードは少し起こった様子でリビングから出ていった。
「ありゃ……ちょっとからかいすぎたな」
「あんまり後輩をい
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