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SAO:アインクラッド〜共鳴しあう絆の中で〜
主人公よりも先にリークさんの過去編
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ませんでした」

フィーネを始めとして、口々に謝罪の言葉を述べるメンバー達。

リークの表情は暗いままだったが、少しだけ笑顔を見せ、呟いた。

「ごめん、皆。明日にはいつも通りの明るい私に戻ってるよ。でも今日だけは、ちょっとだけ一人にさせてくれないかな」

少し影のある笑顔を残して、リークさんは奥の部屋へと向かっていった。

ここで騒げるほど図太い神経は持ち合わせてはいない為、少しの静寂がギルドホームを包み込む。

だが、その静寂が破られるのは、すぐ後だった。

「ルイン」
「え?」

静寂を破り、ルインの名を呼んだのは、

「どうしたんだよ、フォルテ」

副ギルドマスター フォルテだった。

「ちょっと来てください。話があります」

________________________

ギルドホームを出て、歩くこと数分。

主街区の中ではあるが、町外れと呼ぶにふさわしい場所。

「で、なんだよ話って」
「リークさんのことです」
「そこまでは俺にだってわかるっての。その話の内容を教えろよ」
「……ルインは、一番後に《シンフォニック・B・シーヴス》に来ましたよね」
「おう、そうだな」
「じゃあルインは知ってますか?《借り物のサーカス》っていうギルド」
「どっかで聞いた気がするけど…… わかんね」
「今から言うことは、他言無用でお願いします」
「ん……わかった」

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第46層のことです。

ボス部屋が見つかって、二回目の偵察を任されたのが、《借り物のサーカス》でした。

ですが、偵察に向かってから何時間経っても、そのメンバーが一人として帰ってくることはなかったんです。

結晶無効化空間でもないから、転移することは簡単。なのに誰一人として帰ってこない。

不審に思うのは普通でしょう。

そこで、今で言う血盟騎士団みたいな大きいギルドが、見に行ったんです。

すると、その部屋にはボスはいなくて、いたのはたった一人のプレイヤーでした。

そのプレイヤーは、オレンジのアイコンでもなかったのに、私が殺したってうわ言のように呟いていたそうです。

そしてそのプレイヤーっていうのが、ギルド《借り物のサーカス》ギルドマスターの…… リークさんでした。

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「そして、第1層の生命の石碑。《借り物のサーカス》のメンバーはリークさん以外全員死んでいました。死因は……斬撃ダメージです」
「ボスはどんな奴なんだ?」
「ゴーレム型で、一度目の偵察の
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