SAO:アインクラッド〜共鳴しあう絆の中で〜
ピンチ&覚醒!?
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点滅する緑の光が囲んでいる。その下に浮かぶ、小さな稲妻のアイコン。
状態異常?????《麻痺》
だが、片手棍用のソードスキルにはそんな効果を持つものはない。
もちろん、さっきルインが使ったサイクロンにも、そんな効果はない。
しかし、敵は例外なく固まっている。
そこへ、声が飛び込んだ。
「ルイン!歯ぁ食いしばれっ!」
「え?ちょっ! がぁ!?」
結晶が使えずにポーションで回復していたルインを、リークが切った。
ルインの体力が二割ほど削られて、リークのアイコンがオレンジ色に????????
?????????ならなかった。
普通、プレイヤーがプレイヤーを攻撃した場合、アイコンがオレンジ色に変わり、犯罪者となる。
だが、間違いなくルインを攻撃したはずのリークのアイコンは、緑色のままだった。
そして。
リークがモンスター達に向き直り、怒声をあげた。
「うちの船員に手ぇ出したってことは!覚悟できてんだろうなぁ!」
乱暴に、出鱈目に、嵐が駆け抜ける。
「私等のギルドは、いや、海賊団は、あまくねぇぞ!」
モンスターを切りながら叫ぶ。ただひたすらに、切り刻む。
「耳かっぽじってよく聞きな!あんたらを送る者の名だ!」
先ほどまでとは比べ物にならないほど速く、強く。
「《シンフォニック・B・シーヴス》海賊団、《荒波船長》リークだ。墓に入るまで覚えときな」
最後の一体が、砕け散った。
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