SAO:アインクラッド〜共鳴しあう絆の中で〜
ピンチ&覚醒!?
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わるかわからない戦いを永遠にし続けるのは、下手をすれば気が狂ってもおかしくはない!)
何周走れ。何本打て。そう言われているわけではない。いつ終わるのかはわからないが、終わるまで戦い続けろ。
(そこまで気力が持つのか!? 二人を信じないわけじゃないけど…… ここで誰かを失ったり、全滅なんてことは絶対に避けなきゃいけない)
力は、時に人を傲慢にさせる。
だが、力とともに責任感を、想いを持った人は、その力に背中を押されることもある。
(誰一人として死なせはしない。私はリーダーとして、皆を導く!)
「フォルテ!ルイン!」
唐突にリークが、いつもと比べ物にならないほど乱暴な口調で叫ぶ。
だが二人はそれに驚くでもなく、困惑するでもなく、ただにやりと、笑みを浮かべた。
「私がGOって言ったら開始!先ずは一箇所に集まって、フォルテはジャンプして、空中で用意しろ!ルインはフォルテが用意できるまで時間稼ぎ!用意できたらフォルテは敵を止めろ!そしてルインは回復!後は私がやる!」
「「了解!」」
二人はそう答えると同時に、敵を払いのけ、爆散させた。
「GO!!」
ドンッッ!!
何かが爆発したのかと思うほどの轟音が鳴り響き、三人は駆け出した。
着くと同時にフォルテとリークがジャンプ。その下で、集まってきたモンスターに対してルインが大剣を掲げる。
「うおおおおおっ!」
ルインがグルングルンと回転し始め、剣の周囲にエフェクトがかかり始める。
「《サイクロン》!!」
大剣用範囲ソードスキル《サイクロン》
自分を中心に大剣をグルグルと振り回し、全方位へ攻撃をする技だ。
威力は十分であり、少量のノックバックも発生する。難点は上下には向けられないのと硬直が長いことだ。
その上でフォルテは、棍棒を剣道のように上に掲げ、溜めを作る。
そしてルインが硬直に襲われ、モンスター達に襲われそうになった瞬間。
「はあああああっ!」
フォルテは一直線に敵へと突っ込み、
「《一人っきりの演奏会》!!」
目の前のモンスターに棍棒を叩きつけた。
グォォォオオオン…………
音階でいうなら『レ』の音。
ドラのような音が鳴り響き、モンスターが吹き飛ぶ。
?????だけではなかった。
その周囲にいたすべてのモンスターが、まるで時間が止まったようにその場で固まったのだ。
いや、その言い方は少し違う。モンスター達は、その姿勢で固まり、ばたりと倒れた。
倒れ伏すモンスター達のHPバーを、
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