SAO:アインクラッド〜共鳴しあう絆の中で〜
ピンチ&覚醒!?
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置取る。
「なんで開けちゃったんすかぁ!」
「そこに宝箱があったから!」
「登山家かなんかですか!?」
「私は山より海が好き!」
「んなこと聞いてないっす!」
「来ますよ!」
ほとんど全方位からの攻撃が彼らを襲う。
だが。
「んなもん喰らうかよっ!!」
「フィーネさんのお仕置きの方が怖いくらいです」
「え!? じゃあ次も開けていい?」
「「ふざけんな」」
それぞれがそれぞれの武器を使い、ダメージは全くと言っていいほど受けていなかった。
「おっらああ!」
ルインが大剣を振り回し、敵を切り潰す。
「ふっ!はぁぁ!」
フォルテが棍棒を叩きつけ、敵を砕き割る。
だが、そんなことよりも。
「うらうらうらうらぁぁぁ!!」
リークが己の背丈に迫るほどの長刀で敵を貫き、薙ぎ、斬り払う方が、早く正確である。
「まったく、頼れるリーダーだなぁ!」
「男のプライドなんて、ボロボロですよ」
「違ぇねえ!」
ルインもフォルテも、攻略組の中でも実力は上位に位置する。
《聖騎士》には及ばなくても、《黒の剣士》や《閃光》クラスの力を持つほどに。
だがそれ以上に、彼女は強い。
先ほど例えに出てきた、《聖騎士》と肩を並べるほど。
だとしても。
「クソッ…… 多すぎる」
「トラップだといっても、これほどなのは初めてです……!」
「キリがないよ!?どうしよう……」
モンスターが、多すぎる。
「これあれじゃねぇか!? この前情報屋が言ってた結晶無効化のトラップ!」
「宝箱の中身がレアアイテムな代わりに、物凄い数のモンスターが出てくるっていう…… 強引に支払わされたあの情報ですか!」
「だって気になったんだもん……」
「まぁいいですけどっ」
そんなことを話している間にも、敵はどんどん増えていく。
敵は倒せてはいるが、少しづつ体力が削られていく。
どれほどの数の敵が出てくるのかは未知数。流石に無尽蔵に出てくるわけではないだろうが、どちらにせよキツイことに代わりはない。
そんな中一人だけ、迷っている者がいた。
(どうする? どうするどうするどうする!?)
ひたすらにモンスターを倒しながら、考え続ける。
(このままのペースで倒し続ければ、切り抜けることは高確率で可能。だけど……)
この世界は、疲れることはない。汗が出ることすらない。だが。
(HPでも身体的な体力でもない。問題は、精神力……!)
今もモンスターは増え続けている。最初の頃と比べるとペースは落ちてきてはいるが、出ていないわけではない。
(いつ終
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