SAO:アインクラッド〜共鳴しあう絆の中で〜
森の中で
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ちなみにひっついているリークさんはルインが剥がした。その際、彼が「リア充爆発しろ…… リア充?ネト充か?」ってつぶやいていたのは聞かなかったことにしておこう。
「……」
「どうだ? いたか?」
「ダメですね。よほど遠くに行ったか、デスポーンしたかはわかりませんが、見つかりませんでした。」
「あぁ…… 勿体ねぇ……」
「そーだよ! なにしてるのさ! ルイン!」
「フィーネさんもそうだけどなんで悪いことがあると俺のせいになるんだろう……」
「あっはっはっはー(棒)」
「とりあえずそこら辺の豚とか狩って肉だけとろうぜ。 一応ラグラビも探しながらな。」
「また見つかるとは思えませんけどね…… さっきがラッキーすぎたんですよ」
「いくぞー! ものども続けー!」
「「なんであの人あんなに元気なの……?」」
だが、期待とは裏腹にその後、何度繰り返しても反応はなかった。
「だあー…… いねぇー……」
「やっぱりさっきのを逃したのは痛かったですね……」
「お腹すいたよ〜 ルイン〜 なんか頂戴」
「えっと…… 昼の残りならあるっすよ」
「頂戴!」
「そうですね。ちょっとだけ休憩にしますか」
リークとルインがサンドイッチを食べ始め、フォルテも食べ物をオブジェクト化した。
とてつもない量のメロンパンを。
「……」
「……」
「ん? どうひまひた?」
「「いや、別に……」」
本人はなんとも思わないのだろうか……?
その時、近くの水面に波紋が浮かび上がった。
水面から出てきたのはクジラのような風貌のモンスター。
《バルーン・ホエール》小型だが、耐久力も高く、少し遠距離から水を吐き出して攻撃してくる厄介な敵で、レアモンスターでもある。
「出てきてほしいレアモンスターはお前じゃねぇっての!」
ルインが大剣へと手を伸ばす。が
「フォルテ?」
それをフォルテが手で制した。
いつになく真剣な顔を浮かべるフォルテ。彼はゆっくりとバルーン・ホエールに近づき……
「どうぞ」
その場にメロンパンを置いた。
「「!?」」
するとバルーン・ホエールはメロンパンに近づき、匂いを嗅いで……
フォルテと固い握手(?)を交わした。
「「!?!?」」
そして二人(一人と一匹)で仲良くメロンパンを食べ始めた。
「……どゆこと?」
「フォルテ今日からビーストテイマーだね! 良かったね!」
「え? あ、それでいいの?」
「メロンパンを愛する者は……皆同志です。」
「くるぅぅ!」
「うん、お前がいいならいいや。もうなんとも思わない」
「そろそろ帰らな
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ