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転生とらぶる
マブラヴ
1039話
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た、分かった。なら今度……そうだな、皆が時間が出来た時にでも海水浴に行くか」
「え? 本当!?」

 俺の言葉が意外だったのか、美砂が嬉しそうに尋ね返す。
 確かにここのところ皆で出掛けるって事もなかったし、家族サービスって訳じゃないけど、恋人サービスくらいはしないとな。

「それはいいんだけど、どこの海に行くの? 去年はマブラヴ世界の海だったけど、向こうの海は色々と危険でしょう?」

 そう告げてくるレモンの言葉に、従者組以外の者達が確かに……と頷く。

「そうだな、なら候補としてはネギま世界……は、シャドウミラーが表向きになってないから却下するとして、マクロス世界の方もまだ惑星の調査が完全には終わっていないから一応却下。マブラヴ世界は去年の件もあって却下。そうなると残るのはギアス世界とSEED世界か」
「そのどっちかなら、私はオーブかなぁ。常夏の島って感じだし」
「あー、美砂の言葉も分かるけど、オーブの海はこれまで何度か泳いだ経験があるしな。出来れば、まだ泳いだ事がないギアス世界の海にしたい」
「えー。だってオーブで泳いだ事があるのは、アクセル君達だけでしょ? なら私達も……」
「あ、ごめんなさい美砂。私とあやかは、何度かオーブに交渉で出向いた時に泳がせて貰ったわ」

 千鶴の口から出たその言葉に、美砂が……そして何気に仲間外れにされていた円が一瞬驚き、次の瞬間にはブーブーと文句を言う。

「ずるいわよ、2人で」
「そうよ、美砂の言う通りだわ。それなら、私達を誘ってくれても良かったじゃない」
「……そうは言うけど、向こうの都合で数時間くらい時間が空いた時とかなのよ? さすがにそんな時に他の人を誘ったりは出来ないわ」
「それに……こう言っては何ですが、2人共来ない方が良かったと思いますわ」

 どこかうんざりとした表情で呟くあやかに、円や美砂だけではなくレモン達の視線も向けられる。
 千鶴はあらあらといつも通りに笑っているだけだが……
 そんな俺達の視線に押されるように、あやかが口を開く。

「私達がまだエザリアさん程に顔が知られていないというのもあるのでしょうが、どうしても、その……殿方からのお誘いが」
『ああ』

 それだけで、皆が納得の表情を浮かべる。
 あやかはその金髪が眩いお嬢様風の美形であり、身体に関しても標準を大きく超える程のボディラインを持っている。それこそ出る所は出て、引っ込む所は引っ込んでいるといったような形で、少しでも女に興味のある者であれば目を奪われるだろう。
 ただしお嬢様風の美形であっても、いわゆるお淑やかな深窓の令嬢といった風ではない。良く言えば誇り高く、プライドのある人物。悪く言えば高飛車系といった感じの美形だ。そんな相手に声を掛ける事が出来る者がいれば、それは
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