第二話 深緑の戦士立つ
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その時爆音が響いた。
「!!」
壁が突き破られバイクと共に一人の戦士が現れた。戦士はフェイトを掴んでいるモンスターの手を切断した。
『グガアアアアアアア』
「あ!」
地面に落下したフェイトが見た者は・・・
「仮面・・・ライダー・・・」
フェイトが見たのは緑色の身体、鮮血を思わせる玉、そして赤い瞳を持つ戦士だった。
(違う・・・一文字さんじゃない・・・)
フェイトが今見ている仮面ライダーは一文字ではなかった。
仮面ライダーを見つめる怪物の瞳の中にプレシアの姿が映った。
(見なさい!これが私達の創り上げた・・・改造人間第一号よ・・・人間の身体の改造は・・・まだ未熟だけど・・・)
怪物は仮面ライダーを認識すると腕を再生させた。
『ガアア!!』
鋭利になった腕を再生させると仮面ライダーに向かっていった。
「!!」
仮面ライダーはモンスターに飛び掛るとフェイトから距離を離した。そして追撃をしようと殴りかかるがモンスターの光線で吹き飛ばされてしまった。
「ぐおあ!」
モンスターはフェイトの目の前に仮面ライダーを投げつけた。
「ひっ!」
目の前の仮面ライダーが味方かどうかわからないフェイトはおびえている。
「く!とお!とお!!」
目の前の怪物を何度も殴りつける仮面ライダーだが目の前の怪物にあまり効果がない。
その隙にフェイトが逃げ出した。
「とお!!」
仮面ライダーの攻撃が怪物に突き刺さるが怪物は仮面ライダーを締め上げた。
「ぐ!」
そのとき逃げ出したフェイトの姿を見た怪物は仮面ライダーをフェイトの前に投げつけた。
「はっ!!」
目の前に落ちてきた仮面ライダーに驚くフェイト。
「ぐ・おあ・・・」
怪物の追撃が繰り出されるその時。仮面ライダーがフェイトを抱きしめ跳躍した。光線の連撃を浴びせられるが仮面ライダーがフェイトの盾となっている。
「ここに隠れているんだ」
仮面ライダーは再び怪物と対峙した。攻撃が繰り広げられるがモンスターに決定打になっていない。すると千切れた配線を見つけた。
「く!とお!」
仮面ライダーは配線を突きつけると怪物が苦しんだ。先ほどから受けていたフェイトの電撃が今になって効いてきたのか。配線の電流で怪物の細胞バランスが崩れた。
『ぐ・・があ・・・』
倒れる怪物に対し・・・
「今だ!!」
仮面ライダーはバイクにまたがるとそのまま突撃した。
『グアアアアアアアアアアアア!!!』
すさまじい圧力に吹き飛ばされる怪物はそのまま動かなくなった
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