倒せ!!雪女1
[8]前話 [2]次話
その日式神町に季節はずれの雪が降っていた。
「何で、春なのに雪が降ってるの?」
千明はそう言いながら、直哉の看病をしていた。
「千明ちゃんごめんね。迷惑かけて」
「ううん、いいのよ直哉君気にしないで」
「・・・千明ちゃん聞かないんだね、こないだの事」
「僕の父さん柊重三が、四術士を雇って役家を攻撃した事を、千明ちゃん何で、僕を責めないの?」
「だって私は、直哉君のお父さんなんて知らないし、それに直哉君が、悪いことをするなら、護法リングだって、直哉君を選ばないと思うからね」
「直哉君これからも、二人で前鬼のマスターを頑張ろうよ」
「千明ちゃん・・・ありがとう」
そして数日後・・・式神町は、未だに、大雪に見舞われていた。
「サキ祖母ちゃん。やっぱりこの雪なんか変だよ」
「ふむ確かにこの季節で、ここまでの大雪は異常だな」
「それじゃあ私、直哉君と調査に行ってきます」
「これ、千明直哉君に無理をさせてはならん」
「でも直哉君がいないと、前鬼は役立たずだし」
「何だと!!女もう一度言いやがれ」
「何度でも言うわよ、役立たず。役立たず」
千明と前鬼が、喧嘩していると、一人の僧がやって来た。
「何用ですかな?」
「ああ、俺の名は、神酒壮真こちらにいる柊直哉を渡して貰い、来た」
「何でアンタに、直哉君を渡さなきゃいけないのよ。それに今私たちは、事件の調査で忙しいの」
「何!!事件だと?
「そうよここ数日の異常な天候の調査よ」
「ふむ成る程な、よしお穣ちゃん俺も手伝ってやるぜ、それにその調査にも、柊直哉も行くんだろ?」
「・・・ええ、そうよ」
「なら決まりだ」
こうして、千明たちの調査に同行することになった、神酒壮真とは、一体何者なのか?
そして異常気象の原因とは何なのか?
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ