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黒魔術師松本沙耶香 仮面篇
22部分:第二十二章
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思っていた。だからかえって安心したのだ。
「楽しんでな」
「わかったわ」
 老婆の言葉に応えて店を後にする。そのまままたあの青い渦の中に入りそうしてサウスブロンクスにやって来たのであった。そこは確かに以前よりはかなり穏やかになっていた。民主党出身の大統領だったビル=クリントンがここに事務所を構えた辺りから随分雰囲気がよくなったのである。主に外交のまずさと女性問題でケチのついている人物であるが内政や経済、人種問題においては得点の多い大統領である。少なくとも人種的偏見は彼には非常に少ないというのは事実であろう。彼にしろアメリカでは主流派と見なされにくいアイルランド系というのも大きいであろうが。

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