序章 May―踊り始める現在
Boy meets boys/How does she think about?
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ってもらってたのだ。
まぁセシリアと鈴もシャワー浴びたいって言ってたし時間合わせにもよかったと思う。
「ところで、シャルルと篠ノ之さん何か言いたそうなんだけど、何かな?」
「どうして彼女と仲良いの?」
「なぜ彼女と親しい?」
それは俺も思っていた。
さっきも親鳥と雛鳥のように飯を口に運んでいるし、呼び方も初対面のようには感じられない。
「簡単に言うと友達の妹だな」
「関係遠いな。俺に直すと弾の妹の蘭だろ?」
「……一夏。お前の場合かなり近いからな。ゼロになる可能性だってある」
「そんなわけないだろ……」
今だって会ってもよそよそしい態度だし
この前なんかいきなり外出用の服に着替えてたし、多分俺が家にいる間出掛けるつもりだったんだろうな。やっぱり嫌われてるようにしかみえない。
それより箒、なんでそんな睨み付けるような目で見るんだよ。
俺はまだ何もしてないぞ。
「話を戻すと俺の場合、本音は俺の飯を横から食べる時以外はそんな来ない」
「だって、ゆーりんが食べさせてくれるご飯はー美味しいんだもんー」
「ここは学食だから自分で食べても同じだろ」
「ゆーりん、それはでりぃかしぃーないー」
むーと顔を膨らますのほほんさんだが優がおかずをあげると嬉しそうに食べていった。
優、かなり扱いに慣れてるな。どこが遠い関係なんだか……。
「一夏さん。あら、本音さんもいたのですか」
「なんか知り合いだったらしいぞ」
「そう…ですか」
「へー。そうなんだ」
セシリアはのほほんさんがいることに納得し
鈴は何か別のことに対して一人納得していた。
「ところで箒、そろそろ弁当くれないか?」
箒に言われた通り何も買ってきてないから腹が減った。
「これだ」
「サンキュ。おぉー!これはすげぇな」
「そういえば、なんで箒のには唐揚げがないんだ?」
「…うまく作れたのはそれだけだからな」
「何か言ったか?」
「いや!な、なんでもない」
「愛情込めて作ったから感謝して食え、だと」
「!?」
「なんだ。そんなの当たり前だろ。ありがとな箒」
「あ、あぁ……」
箒は優が伝えてくれた言葉に怒ったような顔をしたと思ったら嬉しいような面をくらった顔をした。
よくわからないが慌ただしいな。そんな言われたら困ることあったか?
「でも、ないならないって最初に言えよ。お前が作ったやつだけどあげるのに」
「いいのか?」
「当たり前だろ」
箸で唐揚げを箒の口の高さに持っていく。
そしたら皆が少しざわついた気がした。
なんだよ?合わせ箸は下品なのは常識だろ?
そのまま箒の口に唐揚げをゆっくり入れた。
「どうだ?いいだろ?」
「うむ。唐揚げではないが、かなりい
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