序章 May―踊り始める現在
Boy meets boys/How does she think about?
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なる。
まぁ、上を見れば一目瞭然だな。
「ちょっとセシリア!あんた援護しなさいよ!」
「鈴さん…無理がありますわ」
鈴は不満そうに言うが、優が鈴に張り付いているせいでセシリアは援護しないのではなくできないのだ。
。
しかもその距離は鈴の双天牙月がギリギリ届かない距離。
だけど龍砲を使うにはウエイトの関係から優は近過ぎる。
バゴォォン!
マシンガンとライフルの応酬。
最後に零距離からのグレネードランチャーをくらい墜落していった。
◇
(セシリアside)
「鈴さん!」
鈴さんは零距離でグレネードランチャーを受け地面へ落下していった。
(ほぼ無傷で、しかも訓練機で鈴さんを倒すなんて…)
油断していたなんてことはない。
だが、自分達と彼の間で実力の差が大き過ぎる。
「どうして貴方はそんなにお強いのですか?」
『まぁ経験の差だな。……良い意味でも悪い意味でも』
「え?」
唐突に言う彼の言葉に私は理解できなかった。
それにそれを塾考する時間を彼は与えてくれなかった。
彼の戦法が分かった以上、近接、中距離戦は分が悪い。
ビットを展開し距離を取って攻撃する。
多方面から攻撃するもリヴァイブの物理シールドに阻まれてしまう。
しかし、彼の射撃もビットを撃ち落せてはいない。
(これはお互いジリ貧ですわね)
円形制御飛翔で互いに回避しながらの射撃が続く。
このまま均衡が続くなら、手は汚いが訓練機の限界まで速度を上げて彼の移動先に弾幕を張るしかない。
しかし、その策を使うことはなかった。彼は強引に急停止。
さっきまでとは逆方向に旋回することで私に接近してきたからだ。
(甘いです……あれ?)
急いでビットに射撃を行わせようとするができなかった。
ビットは彼の攻撃を避け続けたためにちぐはぐな所を浮遊。
しかも最高速に近い状態で円形飛翔制御を行ったせいでビットは完全に置いてきぼり状態。
一瞬では制御しきれなくなっていた。
その隙を突かれ、スターライトを掴まれ踵落としをされた。とっさにミサイルビットで反撃するが、物理シールドに防がれ彼の追撃が再開される。
(まさか…わざとビットを残したというのですか)
だとしたら、ここまでの流れは全て彼の手の平で遊ばれたことになる。
インターセプターを展開できないまま一方的に攻撃を受ける。
何かが装填される。
「終わりだ」
それは鈴さんに放ったのと同じグレネードランチャー
。
それを零距離で受けシールドエネルギーは無くなった。
◇
(セシリアside―自室)
サアアアアア………
シャワーノズルから熱目のお湯が噴き出す。
セシリアはそれを
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