序章 May―踊り始める現在
Boy meets boys/How does she think about?
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そもそもなんで優の存在を知っているのか……。
「優でいいよ」
「あの、どうしてここに?委員会は?」
「どうしてって俺もここの生徒だから。これからよろしくね」
「あ、はい」
とても機嫌良さそうに握手をしていた。そう、千冬姉の存在に気づかないくらい。
スパーン!
今日も出席簿が火を噴いた。
箒や鈴にやった時よりもいい音がした気がする。
「上司への報告もせずに戯れるとはいい度胸だな」
「千冬さん……」
(上司?)
「まぁいい。早く着替えて授業に出ろ」
「…あの、実はまだ仕事がまだ終わってなくて……」
ガシっと優は千冬姉に頭打を押さえ付けられていた。
ギリギリっといっているのは擬音だけではないと思う。
「ほう……。二か月もいたにも関わらず終わってないだと…」
「痛い!マジで痛いです!仕方ないじゃですか。ここじゃないとできないんですよ」
千冬姉は優が何の仕事をしてたのか知ってるせいかため息をつきなかまらも手を離していた。
「なら、これから代表候補生二人と戦って勝ったら許してやる」
「機体は?」
「リヴァイブだ」
「了解」
その言葉にテキパキと装着し始める。どうやらかなり乗りなれているようだ。
「久しぶりね、優」
「おぉ鈴か!久しぶりだな。候補生になっていたのか」
「まぁね。まさかアンタがここにいるとは思わなかったわ」
鈴と優は3歳差であるが昔、実家の中華料理屋でご馳走になったりして互いによく知っている。
「貴方、IS を持っていないのですか?」
「あぁ。IS は持ってない。ちなみに言うと代表生とかでもない」
セシリアは返答を聞いて顔をしかめていた。が、以前俺に向けたものとは違う。
どうやら、なんで千冬姉がそんな人を自分達の相手にしたのか考えているようだった。
「準備終わりました」
「お前の場合、終わってなくても始める」
「ひどい…」
「それでは、始め!」
千冬姉の言葉で三機が大空に飛び立った。
当然、鈴は前衛、セシリアは後衛のポジションを取る。
優はマシンガンとアサルトライフルを展開。
が、持った武器に反して優は鈴に向かって加速した。
「山田先生、Conflict(コンフリクト)の説明をお願いします」
「はいっ」
ここで山田先生が復活。
ISを装着していただけあって回復は早かったみたいだ。
「Conflictというのは本来、中、遠距離武器を近接武器として使う技術です。
オールレンジで戦えるようになるので武器の呼び出しの回数が減るので隙も減るなどの利点があります。ただし、射撃武器を持った場合、スコープを見る時間はないので高い技術が必要とされます」
つまり、優も高い操縦技術があるということに
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