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Gundam to the BJ〜ゴッドフィンガーと呼ばれる男〜
ep.005 『天災のモビルスーツ』編 1

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時経ち、二日後。速すぎる程に土門は部に馴染んでいた。そして、島崎部長は考えている。土門のスタイルに一番合っているタイプのモビルスーツ、考えると難しい。
(射撃の得意な感じだが、攻撃の火力に優れていて、機動性はあまり気にしなくてもいいな。そう考えるとなんだ?結びつく答えは・・・・・?)
この部長は考えすぎることが嫌いだ。そこで、考えすぎたときは、
(いっそ全部一新して、『射撃・火力』だけで考えると、・・・・・ジムスナイパー?)
考えを完全に白紙に戻す。
(いやいや、あいつにジムスナイパーとか向いてなさそうだわぁ〜)
そこで、部長の頭の中で閃きの電球が光ったのを彼は自身で感じた。
(あいつに合ったモビルスーツ、『熱血』をメインに考えると、ゴッドか・・・・・。)
ゴッドガンダム、『機動武闘伝Gガンダム』の主人公が使用していたモビルスーツ。
部長は完全に考えをまとめた。
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、ゴッドにしよう。)
そこで部長である彼は考える。全国大会という壁があること、それを乗り越えたら行くことのでいる世界のこと。
(武装は、あいつの射撃用にビームライフルが一丁と、ゴッドの欠点を消すためのあれか。)
部長は早くも土門の機体の考えを完成させる。彼もガンダムについては結構物知りである。今回はそれを利用したわけではないが、彼の知識と制作技術を最大限まで強化した機体になるだろう。

次の日、部長はみんなが部活にくるより遅くなってしまう。いつものことなのだが、今日は少し違った。彼が持っているノート。そこにはまるで、ガンプラの説明書のようにびっしりと制作工程の書かれている。部長はかかさず土門のところに行き、これを作るように言う。
「土門、これを作ってくれ。この機体が俺の考える、お前の力を発揮出来る機体だ。」
そして、説明を終えると一言。
「このモビルスーツに込めるのは、お前のガンプラ愛と、俺のガンプラ愛だ。それを考慮したうえで作ってくれ。材料はこの部のものから使ってくれればいい。今日からお前の部活動はガンプラ制作だ。」
そう言って、部長はあの機体を部室にある棚から取り出す。
『ビームジェガット試作型 type,1』。まだ試作段階だが、もうこの機体の完成形は見えた。部長も機体の改修のために座り込み、作り出す。


(この機体は、ビーム兵器に対してはほぼ無敵だ。それでもって、短所となるのはミサイル等の爆発物か、サテライトキャノンなどの吸収しきれない量の粒子量を持つ機体だな。)
そこで彼には秘策がある。それは現代社会でも開発されている兵器であった。
その日、部活ではオリジナルの機体が出なかったのか、あまりいいような戦いはなかった。
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