暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1038話
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ュー、スレイ、シェリル、あやか、千鶴、円、美砂といった者達とこうして愛し合う仲には絶対になれなかった筈だ。

「ふーん。確かにこうして見ると地球は綺麗よね」
「そうね。この辺に関しては石油を使っているネギま世界よりも、このギアス世界の方が綺麗かもしれないわね」

 マリューの言葉に、全員が頷く。
 確かにこのギアス世界では石油は基本的に使われていない。それを思えば、石油を使っているネギま世界や、今は違えどもかつては石油を使っていたSEED世界に比べると大気の影響もあって地球が綺麗に見える事だろう。
 特にマブラヴ世界でBETAにより破壊された地球の光景を以前夕呼に見せて貰った事があるが、それとは大違いだ。
 青い宝石。確かどこかの宇宙飛行士が確かそんな風に言っていたと思うが、まさにそれに相応しい光景と言えるだろう。

「その辺の詳しい事は分からないけど、出来ればこの光景はいつまでもこのままにしておいて欲しいわね」

 ポツリと美砂の口から出たその言葉は、殆ど無意識のものだったのだろう。だからこそ、その場にいた全員が特に異論もないように無言で同意する。
 そのまま皆が黙って地球を見て、どのくらい経っただろう。5分? いや、10分程度は経った筈だ。
 そんな俺達を我に戻したのは、量産型Wの言葉だった。

「地上の陽光から通信が入っています」

 その言葉を聞き、地球に見惚れていた事に気が付く。
 そうそう、そう言えば俺達はシロガネのシステムXNのテストをしていたんだったか。
 慌てて通信に出ると、そこに映し出されていたのはコメカミに血管を浮き上がらせた星刻の姿だった。
 どうやら転移実験をして消えた後で俺達から全く連絡がないので、色々と心配したらしい。
 その後、何度か謝った事でようやく許して貰えたのだった。
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